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微話  作者: 歌川 詩季
99/165

◇99◇おまえの屍を越えて行く

 ごめんね。

 しかたありません。


 つめたいやつと、言われてもかまいませんが。


 ともだおれになるのだけは、さけなくてはならないのです。



 いや、さんざん警告しましたよ?


 きちんと注意しろ。


 もし、不注意で失敗しても、だれもフォローする余裕なんかないぞ。


 ぎゃくに、私がそうなったら。躊躇(ちゅうちょ)なく置き去りにしろ。


 それこそ口が酸っぱく、口内炎ができるほど、言い含めました。


 だから、もう。


 可哀想ですが、彼はここに置き去りにします。

 われわれまで、全員まきぞえになるのは、全滅を意味しますから。


 恨んでくれてもかまいません。


 わたしたちやあなたが悪いのではなく、あなたの犯した失敗が悪いのです。



 あなたの「ミステイク」ゆえに「見捨(みす)()く」。

 私は、置いてかれるほうかも(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点] シビアな状況であれば、ミスをしたら見捨てられるのもやむを得ませんね。 一方で「足手まといは置き去りにする」と言いつつ、助けに来てしまう甘いキャラも好きだったりします(笑)
[一言]  罪を憎んで人を憎まず?  でも置いていった方は憎まれますよね、きっと。
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