表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
微話  作者: 歌川 詩季
98/165

◇98◇カジカミ

 暑いのも、寒いのも嫌。

 ううっ、寒いです。


 暑いときは、だるくて動く気がなくなりますが。

 なぜか、声が大きくなりません?


「暑い! 暑い!!」


 文句が出ちゃいます。


 でもね、寒いと。


 いや、文句、出ますけど。


「寒い! 寒い!!」


って、叫べるうちはまだ、良くて。

 かじかんで、からだが動かなくなり、大きな声も出せなくなります。


 だから……ん? なにか、言いました?


 え?? 聞こえませんよ。


 はい? もう一度。


 もっと、大きな声でお願いします。



 ……ほらね。

 大きな声、出せなくなっちゃったでしょ?



(こご)え」て「小声(こごえ)」になってしまったのですね。

 虫がいないぶん、寒いほうがまし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  おお〜!  確かにガクブルしていると声など出ないですね。  でも雪山では大声を出すと危ないかもしれませんから、ちょうどいいのかもしれません!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ