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微話  作者: 歌川 詩季
83/165

◇83◇むしろ、巻き込まれ体質

 たくさんのひとに会うの、苦手です。

 おや、見てください。りっぱな建物!

 へえ、ここ、借りられるんですって。


 部屋もたくさんあって。

 更衣室や、食事会場。広いロビーに、中庭まであります。


 ……借りるの、高そう(汗)


 ほほう!

 ひと(むね)まるごと、ではなく。

 ワンルーム単位で借りることも、できるのですか?


 おおきなイベント用に、ひと(むね)借り切ってしまうも良し。

 会議室として、ワンルームだけ借りるも良し。


 こちらの用途にあわせた借りかたができるのは、ありがたいですね。

 なるほどこれは便利です。


 え、私?

 私、なにこイベント起こしたりとか、そういうのできなくて。

 ワンルーム規模なら、まだ現実味ありますけど。

 ひと(むね)借りてまでは、ちょっと……。


 もっと自主性あるひとなら、ワンルームで借りたりせずに。ひと(むね)借りてしまうのでしょう。それこそ、これだけおおきな建物まるごと借りちゃうのですから。自主性あるひとでもなけりゃあ、なかなかできないでしょうね。


 私のような人間には、ワンルームがせいいっぱいですよ。


 だって。



 人任せ(ひと()、貸せ)ってね。

 ひと前でしゃべるの苦手で、おおきな声出せなくて困ることが……いや、うそ!

 たんに、出たくないだけ。

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― 新着の感想 ―
[一言]  歌川先生なら、マイマイクを持ち込めば、挨拶だって軽くいけるのではないでしょうか??
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