◇7◇鳥の好感度
白猫も、好きです。
うっすらピンク。
カラスって、不吉だって言いますよね。
体色の「黒」のせい。
同じく、黒猫も。目の前を通ると、縁起が悪いとか。
ええ〜っ!
私、黒猫ちゃんが目の前を通ったりしたら、喜んじゃいますよ♪
漆黒の艶やかな短毛。
黄金の眼と、そこに刻まれた縦長の瞳。
瞳がひらいたときも、可愛らしいんですが。
とじていたほうが。金と黒のコントラストを、より楽しめます。
あ、そうそう、カラスでしたね。
やつらを、じっくり見たことありますか?
見たことあるひとなら、賛同いただけるかも。
あいつら、けっこう可愛いんですよ。
漆黒の羽毛は、やはり艶やかで。
意外と、キュートな目もしています。
よちよちした歩きかたや、質感のちがうクチバシ。
いかにも、飛翔物という、あのフォルムも素敵ですね。
また、不吉なイメージが、カッコいいという扱いも。
こうやって考えると、カラスに悪いイメージあると言っても、
7:3 か 6:4(悪:良)
くらいじゃないかな、って思います。
これだったら、屍肉ついばみ系の鳥たちのほうが。よっぽど好感度、低いんじゃないかな。
ところが。
悪いどころか、いだくイメージも。可愛らしかったり、儚かったり。
体色も、鮮やかな黄色だし。
にもかかわらず。
その名前を口にされるたび。ネガティヴな意見に響いてしまう、可哀想な鳥がいます。
鳴き声も人気なのに。
そう考えると、そのさえずりは、哀しい歌に聴こえてきてしまって(涙)
ほんとに、可愛い小鳥なんですけどね。
せめて、しかめっつらせずに、笑顔で名前を呼んであげたいんですが。
……かえって、嫌味に聴こえてしまうかも。
「かなり嫌」(=カナリヤ)だなんて!
カナリ「ア」って、書きますけどね。