54/165
◇54◇「夕」がカタカナだとすると、「七」の読みは「たなば」
さすがに、七夕は毎年同じ日。
七月七日。
なんの日かご存じですね。
天の河に、仲を裂かれた織姫と彦星が、年に一度逢える日。
なんてロマンティックじゃ、ありませんか。
え? 自分なら、あいてが浮気してないか気になってしょうがない?
て、いうか。一年に一度しか逢わなくていいあいてなら、むしろこちらが浮気あいてでいい?
……ロマンティックは(涙)?
さて、それはともかく。
われわれにはやるべきことがあります。
短冊に願いを書いて、笹に飾りましょう。
そうすると、その願いが叶うと言いますもんね。
そう、きょうは「たなぼた」です。
え? 「たなばた」でしょ、って?
え〜、だって。
短冊に願いを書いただけで、願いが叶ってしまうんでしょ?
これを「たなぼた」と呼ばずして、なんと呼びますか!
クリスマスと、元日もおなじ日。




