COLONY
大好きなライブハウスが閉店になりました。
今の私があるのはこの箱のおかげと言っても過言ではないくらい、たくさんの想いが詰まった大切な場所でした。
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※珍しく客観的な視線で考える事をせず、思いの丈を書き連ねました。言っている事も文章自体も、乱れて散らかっていると思いますが、ご容赦ください。
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正直言うと、あまりにも突然すぎると思った。
きっとライブハウスを運営する側の皆様にとっては、突然ではあるけど突然なんかではなくて、この度の新型コロナウイルスの猛威による外出自粛・イベント自粛が叫ばれた時から、じわじわと首を締められていたに違いない。
私たちも、SNSを通じて、周りのライブハウスの運営に関わる皆様や、アーティスト、ライブが好きな仲間を通じて、想像にも及ばないほど苦しくてしんどくて大変な思いをしているだろう事は理解していた。
でもこんなにも突然閉店になってしまうなんて。
こうなる前にもっと具体的に分かるように助けて欲しい・こうして欲しいってヘルプをください!
無責任にもそんな事を思ってしまった。
そんな事を言うなら自らライブハウスを守る為の署名活動や寄付金集めに動けよ、なんて思われるかもしれないけど、だって、そんな、こんな、今にも閉店を余儀なくされているまでに苦渋しているなんて知らなかった。
ライブハウスで働いたことも無ければ、自分のお店を持った事もない。運営にどれくらいのお金が掛かって、今の状況が何日続けば貯金も尽きて赤字になる。そんなこと想像も付かないもの。
このライブハウスのTwitterアカウントのフォロワー数は17000人を超えている。タイムラインを覗けば、この箱への悲しみと感謝と愛に溢れている。ちなみに私は、多い時は週に3日足を運ぶほど大好きなライブハウスであったにも関わらず、Twitterアカウントはフォローしていない。Twitterのフォローにはある程度のマイルールを設けている。
なにが言いたいかというと、今現在使われていないアカウントやフォロワー数稼ぎでフォローしているアカウント、大した興味もないけどなんとなくフォローしたアカウントを除いたとしても、私のように大切な場所と感じているのにフォローしていない人間もいる事から、ザッと少なく見積もったとしても1万人以上のひとがその程度に関わらずこのライブハウスを好きだったと思う。
このライブハウスが潰れてしまう寸前の危機に直面しているのを知っていたなら、なんとしてでも手を差し伸べたかった人間がきっと1万人はいたと思う。
1万円2万円は難しくても、それでこの大好きなライブハウスが潰れてしまうのを阻止できるなら、例えば300円くらい毎月支援するよっていうひとが私以外にも沢山いたと思う。
たった300円を毎月1万人のひとが支援しただけで、毎月300万円の援助金がライブハウスの元へ届く。
先にも言ったように運営にどのくらいの資金が掛かるのかは分からない。小さなライブハウスだとしても家賃、従業員の給料だけで、云百万と掛かるのだろう。
だから短絡的であまりに安易で的外れな考えかもしれない。けれど、こんな事もできたんじゃないかって、助けてって言ってくれたら、お一人様300円500円支援してくださいって言ってくれたら、もしかしたら救えたんじゃないかって、思ってしまう。
格好悪くても、情けなくても、いいから。
この場所の素晴らしさも尊さも価値も、きっと存在すらも知らないであろう国なんかじゃなくて、この場所でたくさん楽しさや嬉しさや感動や想い出や愛を貰った私たちに、最後の手段でいいから、助けてって言ってくれたら良かったのにって。
それで本当に救えたかは分からない。そんな事をライブハウスは求めてはいないかもしれない。閉店がたくさん闘った末のたくさん悩み考えた末の苦渋の結果だということも解ってる。決して責めたいわけじゃない。
でも、悲しくて悲しくて。
こんな事を一観客の私でさえ思ってしまうんだよ。
タイムラインに流れてくる「お世話になりました」や「ありがとうございました」。
決して受け止め切れて、吹っ切れて、言えてるわけじゃないだろう。言葉で伝えなければ、思ってるだけじゃ、感謝も何も大切な相手には伝わらないよね。
だけど今は「ありがとう」も「お疲れさま」も言えないくらい、ただただ悲しい。
悲しい。