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璃紗さんは兵器オタなのを忘れていた

「ゴメンナサイ。ボクハアナタトコンヤクシマス。ダカラコロサナイデ」


「宜しい。貴方が18歳になった時点で結婚します。いいですね?」


「ハイ。ヨロコンデ」




・・・・

一体僕に何があったって?

こんな状況に立たされたらきっと、誰でも言わざる得ないだろう。

それは5分前・・・・



「・・・・・」


「分かりました。それは結婚したくない。という意味ですね?」


僕は首を縦にぶんぶん振った。


「貴方は後悔するでしょう。」


そう言って僕に銃口を向けた。


「り、璃紗さん。それ、偽物ですよね・・?」


「ええ。水鉄砲よ。」


は・・・?

み水鉄砲?

それで俺が怖がると?

「ップ」

思わず笑ってしまった。


「何がおかしいのよ。もういいわ。」


そうですか。


「ご自由に水鉄砲なんか怖くありませんよ〜だ」


きっと、この言葉がいけなかったんだろう。


「もう許せない」


「バシュ。ジュワー」

前と後ろから音がした。

まず、前を見よう。

璃紗姉が、般若のような顔をして先ほどの立派な水鉄砲を持っている。

後ろを見よう。

・・・・・・・



「うぎゃ!!」

思わず奇声をあげてしまった。


壁がドロドロに溶けている。


「・・・・」


「この水鉄砲の中には鉄骨も溶かす、農硫酸とある液体を組み合わせた、物が入っているの。」



「・・・んな、あほな。第一、その水鉄砲が溶けるんじゃ?」


「あら、平気よ。この水鉄砲。フランスで作らせたの。5000度にも耐え、あらゆる液体にも耐える性質を持っているの。それに、液体が飛びやすいように工夫もされているわ」


もうだめだ。

勝てない。


・・・


そして今になるわけです。


目の前では璃紗さんはペラペラ結婚とか婚約発表とか兵器の話をしている。


いつになったら終わるんでしょう・・?


トホホ・・・・

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