三本の鉄パイプ
毛利元○は、三人の息子を呼んで言いました。
「いいかお前たち、ここに一本の鉄パイプがある」
毛利元○は鉄パイプの両端を掴むと、
「ふん!」
一息に折り曲げました。
「鉄パイプも一本では簡単に折れ曲がってしまう。しかし、三本ならどうだ」
今度は三本の鉄パイプをまとめて持ちます。
そして、
「ぬあっ!!」
三本まとめてぐにゃりと折り曲げました。
毛利元○は息子たちの前に鉄パイプを投げ捨てます。
「それでも力でねじ伏せる。これが覇王の道である。たとえ血を分けた息子たちであろうと容赦はせぬ。三人まとめてかかってくるがよい!」