第十話 結婚式
「私の勝利です。」
と猛毒使い月夜を撃破し、笑顔でこちらに近づいてくる。
「さあ、これで邪魔者は消えました。薫、私と結婚しましょう。私が必ず幸せにしますから。」
そう言いながらもがっつりと手を握り締めキラキラと今まで見たこともないほどの笑みを浮かべている。まあ、紫苑ならいいかな。割と常識あるし大丈夫よね。
「では今回の結果は、本妻が雨宮 紫苑で決定しました。おめでとうございまーす」
ん、本妻?
「それじゃあ残ったメンバーで側室決めいっちゃいましょー」
ん、側室?ていうかまだやるのかしら?
「これって私と結婚する人を決めるんじゃないの?」
確か前世で愛人が沢山いたから殺人事件が起きて、今度はそうならないように1人に絞りましょう。という計画じゃあなかったのかしら。
「今回ので本妻は決定しましたが、まだほかにも決めることは色々ありますよ。魔王様に直接決めてもらっても構いませんがどうしますか?」
「じゃあボディーガードをアンジュにしてもらうわ。他は適当に任せるわ。」
「了解です。」
「ところで薫。」
何やらもじもじとしながらこちらに何かを訴えるようにこちらを見つめている。
「結婚式を挙げましょう。」
そう言えば丁度ここは魔界だし挙げちゃいましょうか結婚式。
「ラルム、紫苑と結婚式挙げるから、準備お願い。」
「分かりました。魔王様のお部屋に衣服を準備しておきましたから、衣服は使い魔が着せてくれますのでご安心ください。紫苑さんも同じ部屋になっています。会場は作成しますので着替え終わったら、またここに来てください。」
取り敢えず私は言われたとおりに紫苑と着替えの置いてある部屋に向かった。
さて、この場合どちらがドレスを着てどちらがタキシードを着るかよね。立場上私がタキシードを着るかでも今は女だし、しかも見た目は紫苑の方が身長が高いし私がタキシードだと違和感が……。
「紫苑はドレスとタキシードどっちが良い?」
取り敢えず紫苑に聞いてみた。
「なら私タキシードを着てみたいです。」
妙にきりっとした表情で答える。なら私がドレスか、あっさりと決定。その後ラルムの用意した使い魔にウェディングドレスを着せてもらいタキシード姿の紫苑に支えられながら会場へと向かったのであった。
「魔王様お似合いですよ。あ、ちなみに闇村さんが側室でアルテミスさんがその次の側室でローザさんがペットになりました。」
ペットって……まあいいけど、
「それでは結婚式の司会はこの私ラルムが務めます。とゆうわけで主役登場してください。」
もう登場はしてるんだけどね。取り敢えず赤い絨毯の上を歩いて司会者の前の祭壇に向かう。
途中で紫苑を今にも殺しそうな目で見ている人物や逆に強烈な視線でこちらをガン見してくる変態も居たが問題は起こす事無く結婚式は無地終了した。




