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邪なる者。
遥か大昔、
この世界には竜たちがいた。
智慧を持ち、怪力に巨体を誇り、空を征す。
この世界における最強の種族であった。
だが、そこに、ある竜が生まれ落ちた。
彼の竜は、矮小であった。
他の竜たちが、空を覆い尽くすほどの巨躯を誇る中、
彼の姿は、せいぜい人間の背丈程度。
しかし、
彼の竜は、何者よりも強かった。
片手で岩山を砕き、
一息で、森を灰に変える火炎。
翼を一振りするだけで、嵐を呼び、
大地を割り、
空を裂く。
魔を討つ術をも操り、森羅万象の全てを制覇したという
やがて、その竜は地平線における、
全ての生命を恐怖させる存在となり、大陸の一つを、灰に変えたという。
しかし、それに、聖なる力で持ってして、対抗した者たちがいた。
その者は、後に、天使と呼ばれる者たちである。
天使たちは、強大な力を持った竜を、聖なる力で鎮め、封印を成したという。
この戦いを、人々はこう呼んだ。
『邪竜戦争』と。
そして、
この世全ての大罪と、悪よりも忌むべき者。
生ける者の、全ての脅威。
その存在の、名は。
『邪竜、アーテル』
そこから数千年の時が流れ⋯
こんにちは。
私、final tuna MK-2もとい、マグロislandと申します。
ノベルアップ+でも、本作品「邪竜」を投稿しておりますので、
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