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ラモンは待つ。

 婦人は寝室であろう部屋に入ると、手短にベッドを整えラモン達に勧めた。

 ラモンはそれに従いルシアを横たえる。

 それを見届けると婦人は、またパタパタと部屋を出ていった。


 ラモンはベッドの隣の椅子に腰掛ける。

 覗くと、ルシアは先程よりも険しい顔をしていた。


 ずっとそうしていると、外から楽しげな子供達の声が聞こえてきた。

 ラモンは手を膝に置き、ただ、待つことしかできなかった。


 少しして、また、家の奥から、ふたたび足音が聞こえて来た。

 部屋の戸が開き隙間から婦人が顔を出す。


「今、お医者様を呼びましたからもう少し待っていてください。私は飲み水を用意してきますね。」


 そう言い戸を閉めると、三たびパタパタと足音を立てながら遠ざかっていった。


 こんなにも短時間で医者を呼んだ、ということは伝書鳩を使ったのだろうか。なるほど確かに、わざわざ病院に足を運ぶよりも速く済むだろう。


 改めて見渡すと寝室にはベッドは一つしか無く、枕元には、少女と、今よりも若い婦人の写真がぽつりと置かれていた。


 写真立てから目線をずらして、目を閉じる。


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