第25章:封印の守護者との戦い
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「ゴオオオオオ!!!」
炎の巨人が 轟く咆哮 を上げる。
その体は 燃え盛る溶岩 でできており、動くたびに地面が震えた。
「……こいつを倒さないと、宝石は手に入らないのね」
オーブリーが慎重に魔法陣を展開する。
「気をつけろ、普通の攻撃は効かなさそうだ」
ロランドは剣を握りしめ、巨人の動きを見極める。
すると——
炎の巨人が、巨大な 炎の大剣 を振りかざした!
ズドォン!!!
地面が大きく揺れ、熱風が吹き荒れる。
「……くそっ、速い!」
ロランドは即座に跳び退る。
「ロランド! こいつ、どうやって倒すの?」
「どこかに “コア” があるはずだ」
ロランドは巨人の動きを観察する。
すると——
巨人の 胸元 に、淡く光る 赤い核 が見えた。
「オーブリー、狙うのは胸元だ!」
「分かったわ!」
オーブリーは魔力を込める。
「アーク・アイスランス!!!」
巨大な氷の槍が、巨人の胸元を貫く——!
ジュウウウウウ!!
「……効いてる!?」
氷の槍が、巨人の核を覆い始める。
「今だ、ロランド!!」
「行くぞ!!!」
ロランドは渾身の力を込め、剣を振るった——!
ズバァァァッ!!!
巨人の 核を斬り裂く。
「ゴオオオオオオ!!!!」
炎の巨人は 轟音とともに崩れ落ちた。
◆
「……倒した?」
オーブリーが慎重に様子を伺う。
ロランドは剣を収め、石碑へと歩み寄る。
そこには、金色に輝く宝石 が浮かんでいた。
「……これが、“ゴールデンサンドラグーンムーンジェイド”」
ロランドは慎重にそれを手に取った。
すると——
石碑が淡く輝き、文字が浮かび上がる。
《次なる封印の地へ向かえ》
「次の封印の地……?」
ロランドが文字を読み上げる。
《深き森の国、エルデンへ》
「エルデン……」
オーブリーが呟く。
「そこに、次の宝石と、“封印の真実” が待っているのね」
ロランドは静かに拳を握る。
「行こう、オーブリー。次は、“エルデン” だ」
こうして、二人の旅は 深き森の国 へと続いていく——。
(続)




