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レビューと小説の共通点の話

 私はレビュアーでもあるので、振り返りも兼ねたこのエッセイでレビューについて話さないのは不自然になってしまうかもしれない。そんなわけで、今回はレビューの話だ。


 少し前に、


『「レビューを書いてみたいけどできる気がしない」って人のために、テンプレートをご用意しました』

(https://ncode.syosetu.com/n7448ie/)


 というレビューの書き方エッセイを投稿したのだが、そこに書いたのと同じ内容をここでもう一度述べるのもどうかと思うので、ちょっと違った角度から話を展開しようと思う。レビューと小説の共通点についてだ。


 実はレビューを書かれたからといって、どんな作品でも伸びるわけではない。やはり王道を行く物語の方が、PVも跳ねるしブックマークもつくのである。


 定番の方が好まれる。何だか小説と似ていないだろうか?


 それに、タイトルが重要な点も同じだ。ランキングなんかでよく使われる単語が入ったレビューを書くと、より多くの人が読みに来てくれるのである。


 オリジナルの固有名詞を出し過ぎてはいけない、というのもそっくりだ。


 と言っても、小説では新しく作った名詞を出さないのは難しいので、こちらの方は「一気に出し過ぎない」「読み手に覚えてもらえるように何度も繰り返す」という、ちょっと別の苦労もしなければならないが。


 それに、レビューというのは交流の場でもある。


 以前、不思議な出会いをしたことがある。何気なく目に留まった作品にレビューを送ったら、その作者様から「あなたの書いた○○というお話、前に読んだことがあります!」とメッセージが来たのだ。


 ものすごく有名なユーザーさんならそういうこともあるかもしれないけど……。私の身にもそんなことが起きるとは驚きである。


 小説というのは感想欄で書き手と読み手が交流できるが、レビューにも人を繋ぐ力はあるようだ。


 最後の共通点は、技量不足を気にして書かないよりも、下手でもとりあえずは筆を執る方がずっと良いというところである。


 書かなければ経験値はたまらない。白紙では直すことも不可能だ。やってみなければ良いところも悪いところも分からないままである。


 レビューと小説は、意外と共通事項が多いようだ。もしかしてレビュー攻略は、物書きとしてステップアップする近道だったりするのだろうか?


 最後に、共通点という話題からは脇道に逸れるが、レビューをもらう側になった時の話もしよう。


「レビューを書いてもらってPVも結構伸びたが、その割にはポイントもブックマークも変動なし!」


 という時は、話の内容に問題がある場合が多い。短編や完結した小説なら一概にもそうとは限らないのだが、連載している真っ最中の作品は一度見直しを検討する方が良い。


「内容の悪い作品にレビューなんて書く人いるの?」


 と思われるかもしれないが、そういう方もたまにはいるのである。せっかくの気付きを与えてくれるチャンス、無駄にはしないでおこう。今回は無理でも、そこで得た教訓は次回に活かせばいいのだ。

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― 新着の感想 ―
[一言]  レビューは、感想と違って、個人ではなく広く対外的なものですからね。  作品を描くときと、おなじスタンスなのはわかる気がします。
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