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書いて良かった話

 伸びはあまり良くなかったが、書いて良かった話というのは誰にでもある気がする。


 私の場合は以下の作品だ。


『#バズれない令嬢は『いいね』が欲しい! ~バズとは縁がないのに炎上した私、平民のフォロワーと協力して一万いいねを取って、元婚約者をギャフンと言わせてみせます~』

(https://ncode.syosetu.com/n5979gz/)


『二度目の魔法学園での生活で、元魔王の大切な人と相思相愛になりました』

(https://ncode.syosetu.com/n0302hk/)


 前者はある企画で出した短編を長編化したものだ。SNSが流行する王国で主人公がいいねを集める話である。


 設定が突飛すぎたのもあってあまり読まれなかったが、現代文化とクラシカルな社会との融合は書いていて楽しかった。その分、下調べも大変だったが。


 それに、読んでくれた人からは嬉しいお声も多々いただけた。やはり作者の「好き」は伝わるのかもしれない。


 それから、地名が全てアナグラムになっているという謎のこだわりを入れてみた話でもある。


 また、この『いいね』は私が初めて投稿した一人称小説という点でも思い出深い。


 それまではずっと三人称で書いていたのだが、この作品を執筆したことによって、一人称の方が文体が柔らかくなると気付いた。それ以来、異世界恋愛はほとんど一人称で書いている。


 後者の方は、一度書いてみたかった魔法学園ものだ。ファンタジーが好きなので、書いている時はテンションが高かった。中盤の空中戦のシーンがお気に入りだ。


 この作品はかに座とうみへび座の神話を読んでいる時に考えついたものだ。


「原作では、かにが同じ沼に住んでいる仲間のヒュドラ(=うみへび)を助けようとして失敗。両者とも死んでしまった。……だけど、かにがヒュドラを救うのに成功した話も読みたい!」


 そんな風に感じてしまったのである。気軽な動機に反して、19万文字以上もある。また、元ネタ的にギリシャ神話の「ヘラクレスの12の難行」を思わせるあれそれも入れてみた。


 まったく、話を書くきっかけはどこに転がっているか分からないものだ。


 また、


『聖女のために鐘は鳴る』

(https://ncode.syosetu.com/n4673hu/)


 も好意的なコメントが寄せられることが多いという点では、「書いて良かった話」だろう。「ハートフル」というような意味合いのお言葉もいただいたし、そういった雰囲気の小説が好きな方も結構いるのかもしれない。


 ただ、実は私が気に入っているのは、同じような時期に出した


『逆行した令嬢のやり直しの結婚生活 ~もう一度、「愛しています」が聞きたくて~』

(https://ncode.syosetu.com/n1421hu/)


 の方だったりする。こっちも「ハートフル系」と言って差し支えない内容だと思う。


 ポイントが高いのは前者だが、ブックマークが多いのは後者だ。中々面白い結果である。考察が捗りそうだ。

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― 新着の感想 ―
[一言]  描きたいこと、詰め込みすぎても失敗しちゃうので。  そのなかからいくつかの要素でひとつ描いて。  そのぶんを引き算して、のこりの要素でまた、ひとつ描く。  また、新しいもののパイロット版…
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