怪我の治療は500円から
店内は少し薄暗く、棚には色々な色のポーションらしき物が置かれていた。あとはレジに店員の若そうな男性が一人。店の人は俺の来客に驚いていた。
「い、いらっしゃいませ。ポーションはご自由に手に取ってもらって構いません。」
何というか接客に慣れてない。聞いてみると
「こんな裏道にある店、普通気づかないですし、怪しいと思って入らない人が多いんです。昔は繁盛していたそうなんですが。」
なるほど、時代に乗り遅れてしまった店らしい。
「あ、でも薬品ギルドだったりお医者様とかに卸したりしてますんで、品質は問題ないです。お爺さんの秘伝のレシピですから」
なら何故屋台で表の屋台とかで売らないのか聞いてみると
「テント代だったり、場所代だったりで結構高いんですよ場所だって早い者勝ちだし。材料費も高くなってきてこのままじゃ自分で取りに行く方が安くなるんですよ」
要は金がないらしい。
「それにこの辺は他にも店はあるので助け合ってきた仲間を裏切ってしまう様にも感じてしまって…」
そう言われて店の外を見ると同じように看板が多数見られた。
「所で何か買います?」
物は試しというので一番安いポーションを買った。5ルーグだった。
店の窓から夕陽が差し込んできた。どうやら長居していたらしい。店主に別れを告げ、用意されていた住居へと向かった。さっき見た宿屋だった。名前を言ったら直ぐに部屋に通された。部屋はテレビと風呂のないビジネスホテルのような感じだった。用意されていた夕食(多分ミートスパゲティ)を食べ。その日は寝た。
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