数十年ぶり
投稿が遅くなってすいません。
国王様について行ってたどり着いたのは少しこじんまりとした部屋で部屋の中央にテーブルが一つ。挟むようにしてソファーが2つ置いてあるだけだった。絵画や壺などはなく、あまり使われている感じもしなかった。国王様に促されソファーに座った。向かいに座った国王様が口を開いて
「本当にこの国で暮らすという事でいいのだな。まだ変えることは出来るがそれでも良いか?」
別にと思ったがそのまま言うと不味そうなので'悔いはありません'と伝えると国王様は泣きながら俺を抱きしめて
「ありがとう。本当にありがとう」
と言ってきた。なんでも、最近は機械化が進んでいる帝国や食に力の入っているムサシの国に行く人が多く、この国に転移しても別の国へ行きたい人が多いそうだ。
「其方が望む事は出来るだけ支援しよう。限度はあるが」
という事で何故か国からの支援が約束されたのだが今は特に無いので必要になったらたよろうとおもう。まあ出来るだけ使わないようにするつもりだが。その後は免許証みたいな見た目の証明書をもらい、(出身地は初めに訪れた街になるようで’ミドルタウン'と書かれていた)馬車で本来の入り口を通って使い方を教え貰い、注意として、転移者を襲う人もいるそうなのであまりスラム街に寄る事は余り推奨しないと言われた。もしかしたらミドルタウンの時はラッキーだったのかもしれない。と思いながら王都の道を歩いて行った。
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