別れ
「はぁ!?なんだよそれ!」
俺は思わず友の言葉に驚愕が隠せず、声を上げてしまう。
「ちょ、うるせえよ薫!」
「ああ、ごめん。」
とは言ってもここは学校の屋上で俺たち以外に人はいないのだから多少の事は許されるだろう。
「ところで、今なんていった!?」
「だーかーらー!
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AI
お前はもう振られてんだよ!!」
そんな馬鹿な・・・。だって俺達はあんなにも愛し合っていたじゃないか?なのになぜなんだ?
「お前さあ、昨日何した?」
「えっと・・・」
昨日の事を思い出す。そういえば昨日の夜、俺は彼女に
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俺
手繋ぎの提案をしたな。
「手を繋がないか?って聞いただけだぞ!?」
「…あぁ、そうだな。」
「だろ!?それのなにがいけないんだよ!」
「…昨日の雰囲気思い出してみろよ」
昨日の雰囲気…?
昨日は確か…、三回目のデートでイルミネーションを見に行った帰りで…
時刻は九時を超えてたせいか妙に…
「なんというか…すげーいいムードだった?」
「ッだろ!すげーいいムードだったろ!?なのになんで手繋ぎを提案したんだよ!」
「だってよぉ…」
「あぁ…?」
「俺たち、手繋いだことなかったし」
俺は頬が熱くなるのを体感した。
ああもう、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃねーか。
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AI
「まぁ、確かにそれはそうだけどよぉ……。でも普通付き合ってたら一回くらい手繋いでるもんだぜ?」
「うっ……」
確かにその通りかもしれない。
それに昨日はまだ付き合い始めて一ヶ月しか経っていなかった。
「でもお前さぁ、本当にそれでよかったのかよ
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俺
「え?なにが?」
「なにがって…その、ワンチャンもっと良いことできたんじゃねーのって話」
「そりゃできたかもだけど…俺は別に身体だけ見て彼女を好きになったわけじゃない」
俺は彼女の中身が好きなんだ。
「それに、そんな早く手出したらなんというか、嫌われるかもしれないだろ?」
「あぁ。そうかもな?」
「だろ?」
「ああ、そうだ。でも、そこまで考えて自分がなんで振られたかわからないか?」
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AI
「…………」
分からない。
彼女が何を考えているかなんて分かるはずがない。
「……もういいや。お前と話すの疲れたわ」
「おい待てよ!まだ話は終わってないぞ!」
「うるせぇよ!!俺が言ったことは全部事実だよ!でも
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俺
「でも?」
「お前は少し奥手すぎだ。そんだけだ、じゃあな。」
そう言って彼はドアを開け屋上から出ていってしまった。
「なんなんだよ、もう…」
俺は一人、そう呟いた。
◆
放課後、俺は彼女と誰もいない教室で待ち合せた。
俺を振った理由を直接聞くためだ。
「なぁ、俺が呼んだ理由、わかるよな?」
「…」
彼女は無言で首を縦に振った。
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AI
。「じゃあさ、なんで俺のことふったの?」
「……」
「なんか言ってくれないかな?」
「……」
相変わらず無言を貫く彼女。……だが、次の瞬間彼女は口を開いた。
「ごめんなさい」
「……ッ!?」
「私はあなたとは
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俺
これ以上付き合えない」
「なんで!?」
俺は彼女の肩を掴み問い詰める
「ッ…お願い、それだけ聞いて素直に『わかった』って言ってくれないかな…?」
「だめだ!それはダメだ!俺は理由を聞きたいんだよ!なんでなんだ?ほかに好きな人でもできたのか?実家に帰省するのか?なぁ、なんでもいいから教えてくれよ。」
「…」
「そしたら、納得するからよ…俺は、納得もせず今の関係を断ちたくねぇよ…」
ああくそ、情けない、彼女の前で泣いて懇願するなんて。
これが男のやることかよ。
「…わかった。教える。」
「ッ!」
「私ね、
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AI
実は好きな人がいてさ」
「……ッ!」
「それでね、告白されたんだけど断ったんだよね。」
「……ッ!」
「だから、薫君とはこれ以上お付き合いできない。」
「ッ!!!」
「それじゃあね」
そう言い残し彼女は教室
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俺
を走り去っていた。
「はぁ。ええ?告白されたけど断った?」
そこまでは理解できる。
でも、問題が
「なんで俺も振ったんだ…?訳が分からない」
彼女のその理不尽なところを知った俺にさっきまで残っていた彼女を想う心は無くなっていた。
高速矛盾やめて