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王妃ソフィア

来週は仕事が忙しいのでお休みしますm(_ _)m

すみません…


歩くこと数分、王妃ソフィアの部屋についた


リアードがまず部屋に入り、続いてネット、アニスと部屋に入っていく


そして少ししてから俺も部屋に入るように呼ばれた


部屋に通されて最初に目にしたのは


ベッドで眠っているソフィアと


ベッドに腰掛け彼女を愛おしそうに見つめるリアード


それを少し離れたところから、ニコル、ネット、アニスが見守っている


リアードは俺に顔も向けずソフィアの頬を撫でながら


ベッドに近づいた俺に言う




「クラウン、彼女がソフィアだよ。綺麗だろう?」


「ああ。」




そう言うとリアードは黙ってしまった


ただひたすら、ソフィアのことしか見ていない


俺がどうしようか考えていると


そんな俺に3人が近づいてきて話しかけてくる




「顔色も良くてただ眠っているだけ。でもその原因が私にはわからないわ。だから今回の申し出には本当に感謝しているの。藁にもすがりたい気持ちだったから。」


「貴様のことは信じていないが、ソフィア様が助かるのであるならば何でも協力するつもりだ。」


「ネット…。そうね。わたしも協力を惜しまないわ。アニスもいいわね?」


「もちろんだよっ!ソフィア様が目覚めてまたみんなで楽しく過ごしたいもん。それで、これから何をするの?」




ソフィアが助かるなら何でもすると言ったリアードのように3人は言う


アニス、ネットもそうだが


特に聖女と呼ばれるニコルは自分で治療できないことをとても悔やんでいることが表情から伺える




「少し待ってくれ。王妃様の容体を俺に見せてほしい。」




俺はそう言い、ソフィアをみる




王妃ソフィア



彼女はここ最近の2ヶ月間、目を覚ますことなく眠っている


このラスア帝国には敵が多い


ソフィアが命を落とせばリアードも後に続くと話になっているほどに2人は相思相愛だ


そのため、リアードを失脚させるために結婚当初はソフィアを狙う暗殺者が後をたたなかった


今回もその一環として考えられたが他国に知られると


この隙に攻め込まれる可能性があるため今回のソフィアのことを知っているのは


リアードのほか、ニコル、ネット、アニス、ソフィア付きの侍女など


限られた人数のみであった


まぁ、俺はちょっとしたことからこの情報を掴み、今に至るって感じだが


そんな中でソフィアの症状についてリアードは躍起になって調べるが治療策がわからずに時間だけが過ぎていく


本当に藁にもすがりたい気持ちだったに違いない




「どうだい?クラウン。ソフィアは助かりそうかい?」




リアードがこちらに顔を向ける


その瞳は心なしか潤んでいるようにも見える…




「もちろんだ。俺はこのためにここに来たんだからな。」


「本当かい!!」


「本当だ。だが俺がこれからすることの邪魔はするなよ?助かるものも助からなくなるからな。涙を流すのは彼女が起きてからにしろ。」




リアードは何も言わずに何度も頷く


じゃあ、ソフィアを助けるとしようか


とある理由で俺もソフィアにはお世話になったことがあるからな


彼女は覚えていないだろうが…


だがソフィアが覚えていなくても1度受けた恩は返すのが俺の主義だ


これからすることは少しばかり、俺もしんどいが始めるとしよう!!



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