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Sランクパーティーの鍛冶師と付与術師

作者: 大貞ハル

なんか流行り物を読んでて思いついてしまっただけなんです。ふひひ

俺の名前はダビド = ソウトゥーリョ。今回Sランクに昇進した冒険者パーティー「鋼の筋肉」のメンバー。職業は鍛冶師。パーティーメンバーの武器や防具を作ったり修理するのが仕事だ。


隣に座っているのは付与魔術師のアリーヌ = ベコー。

俺が作った武器や防具、それにアイテムや服なんかに能力を付与する魔法が得意な魔法使いだ。



「さて、今日から俺たちはSランク冒険者になったわけだが…」


冒険者ギルドに併設された酒場で昇進を祝っている時のことだ。

パーティーリーダーでアタッカーのヴィートゥス = ノルドハイムが神妙な顔でメンバーに話しかける。

身長2mの大男で肩幅が普通の冒険者の倍はあるのではないかと言う巨漢だ。

そのバスタードソードは森の中で振り回すとモンスターごと周りの木々までなぎ払うほどのパワーだ。


その隣に座っているのはシールダーのマクシモヴィチ = キセリョフ。

いわゆるラージシールドを使いこなす彼はヴィートゥスほど身長はないがラージシールドの影に隠れ切れないほどの巨体で、その力はドラゴンの尾のなぎ払いを止めるほどだ。


反対の隣に座る女性は聖女のアン = トルステンション。

聖女でありながらサブ職にモンクを持ち、素手でAランクモンスターを殴り倒したと言う伝説を持つ。


テーブルの両端に座るのは弓士のヘレーネ = ヘルナーとレンジャーのヤン = ダールグリュン。

ヘレーネは変形機構を搭載した巨大な弓を使い普通の矢とは別に槍のような矢を放つ。

ヤンは罠の解除などが主な仕事だが戦闘力も高く細マッチョだ。


「これからは今まで以上に危険な冒険に出ることが多くなるわけだが、ダビドとアリーヌには厳しいのではないかと思う」

「…」

「そ、そんな…」


俺は鍛冶師だから体力もそこそこあるがアリーヌに至ってはちょっと魔法が使える女の子と言う感じだ。得意の魔法で付与させた能力のおかげで今までは何とかなっていたが、実際厳しいだろう。


「この間、アリーヌが作れるようになったマジックバックが有れば武器の予備を持ち歩くのも楽だから、その場で修理したりする必要も無くなるだろう」


おっと、それじゃ、俺も足手まといか。マジか。


「と言うわけで、だ…」


「「ゴクリ」」


「班分けしようと思う」

「はんわけ?」

間の抜けた声が出てしまったが許してほしい。


「簡単に言ってしまえば、実際に冒険する実働班と、アイテムを制作、保守する作業班だな」

「つまり、俺たちは街で待ってろって事か?」

「言い方が悪くなるが、まあ、そうだな」

「その際は予備武器の作成やメンテナンス、それに売るほどじゃないが廃棄するのもどうかと言う素材を使って物を作ったり売ったりとかして欲しいんだ」

マクシモヴィチが補足する。


「あー、なるほど。でも、俺は商才とかないぞ?」

「うん、最近解散したパーティーの商人を引き入れようと思っているのよね」

「お前らが同意してくれたらになるけどな」

「もちろん、ずっとSランクの依頼ばかりするわけじゃないから、これまで通りの依頼には来てもらって良いし、規模のデカいダンジョンは一緒に来てもらってメンテナンスを頼まないといけなくなると思う」


「うん、まあ、そうだろうな」

「はい、分かりました」




「あ、あの、以前より大変なんですけど」

「全くだ」

「Sランクなんですから大変になるのは当たり前でしょ。愚痴ってないで働く働く」


丸メガネにお下げで大人しそうな見た目の商人、インファンタ = クロテットは見た目にそぐわぬスパルタだった。

そして腹筋がバキバキだったのはたまたまだろうか。

言ってはいけないことを穴に向かって叫ぶような事をしてすみません

王様のminiはローバーのminiーっ

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