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第88話「地下洞窟での戦い」

=== テトライ山脈 ===


アーノルド上級大将らは六天将バラムの討伐に成功。

・・・しかし、バラムが最後に放った攻撃によって甚大なる被害を被った。



「生存者が他にいないか確認しろー!!」



バラムが放った『火炎流星群(フレイムメテオ)』により、広い大地にクレータ群が出来上がってしまった。

広範囲且つ数十分に渡る長い時間での攻撃だった為、アーノルドが率いる軍で10万以上の死傷者が出た。



「六天将バラム・・・最後にとんでもない置き土産を置いていったもんだな。」


「奴の攻撃でうちの戦力が大分削がれてしまいました・・・」


「でも味方をも巻き込んだから魔物も大分死んだわね。」


「アーノルド将軍、この後どうしますか?」


「・・・・生存者を探し、救出するのを優先する。我々もバラムとの戦いでダメージを負った。暫く休息した後、黒湖を目指す。」



=== テトライ山脈・地下洞窟 ===



一方その頃真也たちは地下洞窟をどんどん進んでいた。



「・・さっきの地響きは何?」


「わからんが外で結構激しい戦いになってんだろうな。」


「シンヤ、あとどの位でこの洞窟を抜けそうだ?」


「あと2kmくらいですね。・・・ちょっと待って下さい。」



真也が地面に手を触れ、『索敵(サーチ)』を発動。

今居る地点から先を確認。



「・・・敵が向かってきてます。」


「「!!」」


「強い反応・・・護衛団が2匹、あと500程の魔物を引き連れてこっちへ向かってます。この速さなら・・・あと5分程でここに到着予定。」


「お前たち、臨戦態勢をとれ!!」



カレンの指示で全員が身構える。



—————5分後。

バラム護衛団のブレイバとボルゾラが真也たちの前に現れる。



「人間がここまで来るとは・・・」


「殺していい?殺していい?」


「待てボルゾラ。敵はビットゥーを倒した相手だ。迂闊に動いてはならん。」



バラム護衛団・ブレイバ

鋼の翼を持つ鳥型の魔物。

その鋼の翼で敵を切り裂く。

常に冷静な判断ができ、バラム護衛団の中ではブレーンとして動く。



バラム護衛団・ボルゾラ

アリクイとアルマジロを足した様な容姿をしている魔物。

硬い表皮に覆われ敵を圧死させる攻撃を得意とする。



「人間の数は・・・200程か。恐らく強者は・・・前線に立っているあの者たち。」


「殺していい?殺していい?」


「ボルゾラ、お前はあの前線に居る者たちでは無く、周りの人間を殺せ。お前なら余裕であろう?」


「殺すーーーッ!!」


「「「!!!」」」



ボルゾラは体を丸くし回転しながら突っ込む。



「まずは・・お前たち、行け!」



ブレイバの号令で500の魔物たちが一斉に真也たちに襲い掛かる。



「来たぞ!!」


「殺す殺す殺すーーーッ!!」


「「「「うああああッ!!!」」」」



周りにいる兵士たちがボルゾラの回転攻撃を喰らう。

次々に吹っ飛ばされ壁や地面に叩きつけられた。



「なんだアイツ!?速ぇし動きがランダムで読めねぇぞ!!」


「レイネス!俺たちの相手は向かってくる魔物の群れだ!!」


「でもミランダさん!このままだと周りの奴らがやられちゃいますぜ!?」


「・・・シンヤ、向こう側は任せてもいいか?」


「こっちはどうしますか?」


「ここは我々でやる!行くぞッ!」


「「「「了解!!」」」」



カレンたちは向かってくる魔物の群れを相手する。

真也はこの場はカレンたちに任せてボルゾラの方へ向かった。



「死ね死ね死ね死ねーーーッ!!」


「「「「ぐあああッ!!」」」」



ボルゾラは叫びながら回転し、兵士たちを吹っ飛ばしたり潰したりしている。



「人間は全員死ね死ねェェーー!!」



ガシッ!!



「・・・ッ!!?」



体の回転は続いているが・・・急にボルゾラの動きが止まる。

それは・・・真也が素手で押さえて止めていた。



「・・なにィーーッ!?俺の攻撃を・・・止めてるのかッ!?」


「アルマジロみたいな体して回転攻撃とか・・ベタ過ぎるんだよ。」



真也はボルゾラに『分析(アナリーズ)』を使用。



~~~~~~~~~

レベル:49

HP:6810

MP:240

攻撃力:493

防御力:1363

素早さ:454

弱点:水・氷

~~~~~~~~~



レベルは49。防御が高いな。

洞窟で倒した護衛団とステータスは似てるが・・・素早さが高いな。

さっきの奴は素早さ80じゃなかったっけ?比べるとさっきの奴はどんだけ遅かったんだよ。



「このぉぉッ!!」



ボルゾラは回転力を上げる。

本来回転の摩擦によって押さえている手は吹き飛ぶはずだが・・・真也は全く動じない。



「ん?どうした?」


「・・な、なぜぇッ!??」



そして・・・真也は押さえていただけのボルゾラの体をがっちり掴む。

するとボルゾラの回転が止まり、真也は持ち上げる。



「なななななッ!!?」


「ふんッ!」



ドッチボールかのように掴んだボルゾラを振りかぶって・・・前方へ投げ飛ばす。



ダァァァァンッ!!!



投げられたボルゾラはそのまま壁に激しく激突。



「ガ・・・ッ・・」


「あ、皆さん離れて。後は俺がやるんで。」



負傷した兵士たちの回復もしなきゃならんし・・さっさと終わらせるか。



「・・・バ、バカな・・・素手で俺を止めるなんて・・・」



ボルゾラが立ち上がる。

視線を真也の方向へ向けた瞬間、



バゴォォォン!!



「ボゲェーーーッ!!?」



真也の拳がボルゾラに食い込む。

そして追撃の蹴りが炸裂。

またしてもボルゾラは壁に激しく激突。



「そ・・ん・・・な・・・」



真也は倒れているボルゾラに向けて・・・氷魔法を発動。

数本の氷の槍を放った。



「ギャ・・・ッ!!」



槍は全てボルゾラを貫き、ボルゾラは死亡。

今回もあっさり護衛団に勝利した。

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