第81話「テトライ山脈麓~中腹の戦い」
=== テトライ山脈・地下洞窟 ===
一瞬にして護衛団を倒した真也。
もう隠す必要は無いからな。
立ちはだかる敵は倒す。
「たく、頼もしすぎるぜ。」
真也は倒れた兵士を回復魔法で癒す。
そしてその後先遣隊は魔物の群れを討伐。
「ここにいたのは500くらいでしたね。」
「まだまだこの先にいるってことだな。」
「先行きましょう。洞窟はまだまだ続きます。」
先遣隊は洞窟内を進む。
=== テトライ山脈 ===
テトライ山脈麓から中腹の間にて兵士対魔物の激しい戦闘が行われていた。
その中で山頂から下の戦況を見守る1匹の魔物。
それは六天将バラム。
「ちっ、人間は大分数を揃えて攻めてきやがったな。ジズのジジイ、俺をこんな所に配置しやがって。」
「バラム様!!」
1匹の魔物がバラムに接近。
「ブレイバか。どうした?」
「ビットゥーの反応が消えました。」
「んだと?あの野郎・・やられたのかよ。どこでやられた?」
「地下洞窟で反応が途絶えました。」
「・・地下洞窟だと?人間があそこに入ってきたのか?」
「はい、そのようです。」
「(・・あそこはジズの結界が張ってある洞窟。簡単に入れる訳が無いが・・)・・・敵もそこそこやるみたいだな。」
「いかがいたしましょうか?」
「俺はここからアーノルドを探している。地下洞窟の方はお前らでなんとかしろ。」
「ハッ!では私とボルゾラで地下へ向かいます!・・ですが、私たちが居なくなって大丈夫でしょうか?」
「・・ふん、大丈夫だろ。俺の護衛団だけでなく他の護衛団も駆り出してんだ。」
「承知しました!では!」
護衛団ブレイバは大きな翼を広げて下へと降りた。
「アーノルドぉぉ・・どこだぁ?」
=== テトライ山脈・麓 ===
「中腹だ!!この山の中腹辺りに向こう側へ抜ける道が存在する!!我々はその道を確保する!!突き進めェェッ!!!」
雪崩のように攻める軍。
・・・だが、
ドバァァァン!!!
「「「どわああああッ!!」」」
「・・・なんだこの虫の大群は!?」
魔物の群れと一緒に人間を襲っていたのは虫の大群。
「さぁ、喰らい尽しなさい。」
軍の前に立ちはだかるのはジズ護衛団のアマコム。
魔虫という自身の魔力で生み出す虫を操る魔物。
「化け物・・・ぎゃあああ!!!」
巨大ムカデの群れが襲う。
「一つに固まるな!!左右に散って中腹を目指せ!!」
兵士たちは虫の大群の横に反れて山の中腹を目指す。
「「「ぐあああッ!!!」」」
「なんだ!?」
「・・・流れてきた人間は私たちで殺す♪」
「アマコムは集団戦でこそ効果を発揮するからな。俺たちはアマコムを避けてきた人間がターゲットだ。」
「たくッ!なんで俺が後衛なんだよッ!!」
「はい、ブツブツ文句言わな~い。」
「チッ!!」
アマコムの後ろにはジズ護衛団のエルドラド、パーム、リグルットが待ち構えていた。
「ご、護衛団が4匹!!」
「恐れるな!!数では圧倒的に我らが上だ!!」
「数で上って・・量より質でしょ?」
「「「うっ!?」」」
突然兵士たちの動きが止まる。
ジズ護衛団のパームは相手の動きを止める制御系魔法の使い手。
ズバズバズバッ!!!
動きが止まった兵士たちが護衛団リグルットによって次々と斬られて倒されていく。
ジズ護衛団のリグルットは蜘蛛の姿をした魔物。
剣を6本使用する。
「おらぁぁぁッ!!!」
パームとリグルットから少し離れた場所で兵士たちを倒しまくっているのは護衛団エルドラド。
ジズ護衛団のエルドラドは全身凶器の魔物。
近寄る兵士たちを切り刻む。
「私の虫の餌となりなさい。」
アマコムの魔虫が一気に兵士たちに押し寄せる。
「なんという虫の数!!」
ドォォォォォォォォンッ!!!!
「ッ!?」
虫たちに大量の火の玉が衝突。
「おお!貴方様は!!」
「・・・ここは私がやるわ。」
アマコムの前に現れたのは・・・エルザ。
「ほう・・貴方一人で私とやると?」
「ええ。」
「リグルット見てよ!アマコムと戦おうとしてる奴って・・」
「確か・・七属性の魔法を扱う事のできる・・エレメントマスターと呼ばれている人間だな。あの人間に今までいくつもの部隊がやられている。」
「アマコム大丈夫かな?」
「・・・問題ないだろう。・・ッ!!」
ガキンッ!!
リグルットに対して何者かが攻撃。
咄嗟に反応して防いだリグルット。
「・・・・君らの相手は僕だ。」
「「!?」」
パーム、リグルットの前に現れたのは・・・ジーク。




