第75話「戦いを終えて」
=== 東部地方(上層) ===
東部地方上層では今現在、アーノルド・ヴェスタ上級大将と六天将バラムの激しい戦いが繰り広げられていた。
「おりゃああ!!!」
「ッ!!」
両者激しく打ち合い、どちらも全く引かない。
「アーノルド!!てめぇに作られたこの傷!!この借りを返してやるよッ!!」
「なんという戦い・・・つけ入る隙が・・全く無い・・」
「ガハハ!!ここは総大将に任せて俺らは他の敵を倒しまくれい!!」
第二軍を指揮するストローク・ギン将軍。
豪快な一振りで敵を一掃。
「六天将バラム・・お前をここで倒さねばならぬ。」
「アーーノルドォォ!!そりゃこっちのセリフだボケェェッ!!!」
アーノルド将軍と六天将バラムが衝突。
衝突によって激しい衝撃波が生まれ、周りにいた兵士・魔物が吹き飛ぶ。
「だははは!今日、てめぇを殺せると思うと楽しくなってくるぜ!!」
「““・・・・バラム。””」
六天将バラムの頭の中に声が聞こえる。
「““・・・バラム!!””」
「・・・ジズ!んだよ!!話しかけんな!!」
バラムにテレパシーを送っていたのは六天将ジズ。
「““バラム、よく聞くのじゃ。””」
「うるせぇよジジイ!!今楽しんでるところなんだよ!!」
「““・・・フルーレがやられた。””」
「・・はッ!?」
急にバラムの動きが止まる。
「?」
急に動きが止まったことによってアーノルド将軍も止まった。
「““フルーレがやられた。至急戻って来い。対策会議を行う。””」
「オイオイ!!寝ぼけてんのかジジイ!!フルーレがやられちまったんだったら尚更今!ここで!!上級大将を殺った方がいいだろうが!!」
「““儂らが対策を取るべき人間は上級大将なんてレベルではないわ。早く対策を練らねば・・このままだと儂らが全滅するぞ。””」
「オイオイ・・そんなやべぇ奴がいんのか?上級大将よりも!?」
「““・・そうじゃ。””」
「!?」
バラムはアーノルド将軍を睨みつけ、歯ぎしり。
「どうした?話は終わったのか?」
「・・・・チッ、てめぇとの勝負はお預けだ。東部はてめぇら人間にくれてやる。」
バラムはそう言うとその場から消えた。
「!!」
「・・・・き、消えた?引いたのか?」
「俺らの勝ちだーーー!!」
「「「「おおおおおお!!!」」」」
六天将バラムが引き、この瞬間第一・二軍が攻めていた東部地方上層全域を完全に制圧。
=== 東部地方(下層) ===
ブルンガルドの戦いにて残る兵力が3万となってしまった第五・六軍。
だが、亡きランゴスタ・ジルニール将軍の後釜として大抜擢したは・・・真也だった。
腹をくくった真也の活躍によって、ブルンガルドの戦いから1週間あまりで残りの下層部分をあっという間に制圧。
これにて東部上層・中層・下層全ての地域を人類が制圧。
人類の領土70%を取り戻し、東部地方大規模攻略作戦が終了した。
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—————————攻略作戦終了から6ヵ月。
世界連合軍本部がある中央地方にて叙勲式が執り行われた。
東部地方の作戦に関わった多くの兵士が叙勲。
その中で一番注目浴びたのは・・・やはり真也だった。
「あれが・・50万のアンデッドの群れと六天将を倒した奴か・・・」
「いや、俺は70万って聞いたぞ。」
「100万じゃないのか?」
どんだけ盛ってんだよ。
・・・あー、結局今回もパッシブに抗えなかったか。
今回真也は魔物の軍勢及び六天将討伐、さらにブルンガルドから先の敵の殲滅に深く関わったことにより・・・・兵長から一気に飛び級し、少佐まで上りつめた。
どんだけ上がるんだよ・・・
兵長から少佐って・・・何階級特進した?
普通有り得ないでしょこれ・・
【東部地方第88支部・昇級昇格一覧】
オバマス・カレン:佐官(上級大佐)→将官(准将)
ミランダ・カット:尉官(上級大尉)→佐官(少佐)
マーベル・カリン・ウッド:准士官(准尉)→尉官(中尉)
ジリマウス・レイネス:下士官(軍曹)→下士官(上級曹長)
アリダリ・マカロニ:下士官(伍長)→下士官(曹長)
ランゴスタ・ウェット:兵(上等兵)→下士官(伍長)
マニカ・ハルルカ:兵(上等兵)→下士官(軍曹)
アズモンド・シンヤ:兵(兵長)→佐官(少佐)
「おー、シンヤ。一気にミランダさんに並んじまったな。」
「レイネス!」
「いや、俺はもっとシンヤは上に行くと思っていたがな。」
「そうですよね~。シンヤ超カッコイイ・・・」
「先輩凄いです!!」
「おめでと~シンヤ。」
「おめでとうアズモンド。」
皆が真也の昇級に祝福。
大規模攻略が終わった後、東部地方の支部は治安維持の為所々東部を周回し魔物の残党を処理。
真也はもう包み隠さず自身の力を発揮。
東部地方には魔物がほぼいない状態までになった。
人類は北部以外の全地域の領土を取り戻すことに成功。
ここから最後の戦い、北部奪還、そして・・魔王討伐が始まる。




