表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

71/107

第71話「同期の女佐官」


真也たちは魔物・アンデッドが入り乱れる戦場へ入る。



アンデッドか。

光属性の魔法を使えば弱点なんだけど・・周囲を見た限り使える人はいなそうだな。



「アンデッドは頭を落とせ!!」


「おりゃあ!!」



レイネスは頭を切って落とす。

だが、



「ミランダさん!頭落としたのに動くんだが!!」


「!?」



アンデッドは頭部が無い状態で動く。



「アンデッドは基本頭を落とせば動かなくなる筈だが・・」



通常のアンデッドの倒し方じゃ無理か。

完全に消滅させるか・・四肢をバラバラにして動けなくするかだな。



「細切れにしろ!そうすれば動けなくなる!!」



カレンの指示で全員が襲い掛かるアンデッドを細切れにする。

バラバラになったアンデッドの欠片はまだピクピク動く。



気持ち悪ッ!

どんだけ生命力あるんだよ・・・いや、死んでるから生命力はないか。



ドォォン!!ドォォン!!



真也たちから少し離れた場所で激しい音が鳴る。



「恐らく向こうで将軍が戦っているのだろうな。お前たち、我々も応援に向かうぞ!!」



カレンが先頭を切って将軍のもとへ向かう。

陣形を組みつつ襲い掛かる敵を倒して前へ突き進む。



「おい、アレ!!」



真也たちの前方に土の巨人が見えた。



「将軍の巨人。」


「もう少しだ!襲い掛かる者どもを蹴散らせ!!」



巨人を目印に進む真也たち。



「・・・ハァ・・ハァ・・」



アンデッドの前で膝をつくのはダニエル。



「・・・強いな。」


「オオオ・・・」


「これが帝国戦士長の強さか・・」


「きゃあああ!!!」


「ローザ!!」



横ではローザが窮地に追い込まれていた。

アンデッドの矛がローザに襲い掛かる。



キンッ!!



「!!」



矛を受け止めたのは・・カレン。

そして矛を押し返す。



「貴方・・・カレン?」


「久しぶりだな。ローザ。」



実は士官学校が同期のカレンとローザ。

当時から互いの実力は拮抗。

次代の女将官になる逸材として注目を浴びていた。



「な、何しに来たのよ。」


「窮地を救いにきたのだが・・必要無かったか?」


「な、無いわよ!!こんな相手私一人でも倒せたわよ!・・・只、今回は手っ取り早く倒すために協力させてもいいわよ。」


「・・・ふ、変わらないな。」


「貴方もね。」



カレンとローザは互いに剣を構える。



「行くぞ!!」


「私に命令しないで頂戴!!」



二人はアンデッドへ向かって駆ける。



「はぁッ!!」



カレンが剣をアンデッドに向ける。

そして上から振り落として斬りにかかった。

アンデッドは盾を使って防御。



ローザが異空間から槍を取り出し、投げる。

アンデッドは飛んできた槍を矛で弾く・・・だが、ローザの攻撃はまだ終わらない。

続いて異空間から弓を取り出し、数本の矢を同時に放つ。

カレンは後方へ回避。

矢がアンデッドに当たる・・が、びくともしない。



注意がローザに向く、そこへカレンの火炎魔法付与の連続攻撃。

アンデッドはカレンの勢いに押されて後ろへズルズル下がる。

矛をカレンに向けて反撃するが・・カレンはしっかり矛を見切り、躱して逆にカウンターを浴びせる。



「オオオ・・・」


「邪魔よ!どきなさいカレン!!」



アンデッドの背後でローザが回転をつけて大剣で薙ぎ払う。

大剣はアンデッドの体を切り裂き、上半身下半身二つに分けた。



「「はああああッ!!」」



ローザは再び回転をつけて上半身を斬り、カレンは目にも止まらぬ連続攻撃で下半身をバラバラにした。



うわ・・・なんか怖いなあの二人。



カレンとローザによって元帝国戦士長のアンデッドを討伐。



あとこっちは・・・。



もう1体の元戦士長のアンデッドにはダニエル・ミランダ・レイネス・マーベルで挑んでいた。



「オオオ・・」



ミランダの鎖鎌でアンデッドの動きを封じる。

その隙にダニエルが剣で胴体を突き、レイネスが双剣で武器を持つ腕を斬り落とし、マーベルの鉤手甲で頭を吹き飛ばした。



「やっぱりミランダさんの鎖鎌は良いな!」


「まだだ!動かないようにバラバラにしろ!!」



ミランダの指示でアンデッドをバラバラにした。



「ありがとう。助かった。」


「いえ、まだ状況は変わりません。この魔物とアンデッドの群れを早急に鎮静化しなければなりません。」


「そうだな。」


「将軍の方は手助けしなくても大丈夫ですか?」


「・・・大丈夫だ。あのお方は強い。」



ジルニールの巨人がアンデッドを襲う。



「オオオ・・・」



巨人の攻撃を避けたアンデッド。

避けたタイミングでジルニールが距離を詰めて攻撃。

だが、アンデッドも対抗。

ジルニールの高速剣技に対して真っ向から勝負。



「!!」


「オオオ・・」



ジルニールに引けを取らない剣技を見せる。



強いなあのアンデッド。

どこかで名をはせた兵士とかだったのか?



「・・・今すぐに解放してあげます。」



ジルニールは剣を構え一回深呼吸。

そして地面を深く踏み込み、突撃。



ガキンッ!!!



ジルニールの重い一撃を受け止める。

だが、徐々にジルニールの刃がアンデッドに近づく。



「生きる大地よ 我が名はジルニール 怒れ大地よ・・」



ジルニールは詠唱を開始。



戦いながら詠唱できるのか。

結構な高等技術だぞ。

さすが大将となると違うんだな・・。



「愚者に操られし先人を 大地の(つるぎ)にて 解放したまえ・・」



ジルニールは力一杯剣でアンデッドを地面に叩きつける。



「『大地の大剣(ボーデンスパーダ)』!!」



地面が一気に盛り上がり、巨大な剣を生成。

そしてその大地の巨大な剣がアンデッドに落ちる。



ズドォォォォォォンッ!!!



巨大な剣がアンデッドに落ち・・・・アンデッドはバラバラの粉々になった。



「よし!!流石将軍!!」


「・・・・うん、ますます欲しくなったよ。」



フルーレは不敵な笑みを浮かべる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ