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第65話「グラム城塞奪還作戦決着」

=== グラム城塞・外 ===


「長い時間戦ってきましたが・・もう終わりにしましょう。」


「・・・・貴方たち人間を殺すまで終わりませんよ。」


「・・いえ、もう終わりです。」


「!?」



オリンパス将軍の周りからぞろぞろと兵たちが集まる。



「そっちの首尾はどうですか?」


「へい。俺は強そうな奴から片っ端に狙って倒しましたぜ。」


「将軍が護衛団を惹き付けていたお陰でかなりの魔物を討伐成功しました。」


「・・ッ!?」


「・・・そういう事です護衛団。私は貴方を地上に降ろし敢えて戦場の中心から遠ざけました。指揮官がいない魔物など烏合の衆に変わりありませんからね。我々の軍は私がいなくても十分指揮がとれる歴戦の猛者揃い。私と貴方が長い時間戦っている間に相当な数を処理してくれたようです。」


「・・私1人でも貴方たちを倒せますよ?」



カルカノは上空へ飛び上がる。



「・・ぐッ!?」



だがカルカノの足に鎖が巻き付き、飛び上がるのを阻止。

鎖を巻き付けた兵士が思い切りカルカノを地面へ叩きつける。



「がッ!!」


「逃がさねーよ!」


「このッ!!」



カルカノが魔法を発動させようと構える。



ダァァンッ!!!



「・・・ま、魔法がッ!?なぜ撃てない!?」



カルカノの周囲がキラキラと光る。

これは魔力妨害(マジックキャンセラー)

周囲にいる者は魔力を上手く練れず、魔法を使用不可にする。



「これは魔法を駆使する相手にとても有効。そしてこれは大変貴重な弾です。その為、終盤、最終局面にて使うのが最適解。」



オリンパス将軍が2本の大剣をグッと構える。



「先ほども言いましたが・・これで終わりです。」


「フフフ、まさか・・私が人間に敗れるとは・・・」



ズバァァァンッ!!!!



「・・ガ・・・ハ・・・・」



将軍の剣が護衛団カルカノを討ち取った。



「将軍が護衛団を討ち取ったッ!!!後は残りの魔物共を駆逐するだけだーーッ!!!」


「「「「おおおおおおッ!!!」」」」



護衛団カルカノを討ち取ったことにより軍全体の士気が向上。

次々と魔物を狩り尽す。



「逃走する魔物も全て討てッ!!1匹も残すなッ!!!」




=== グラム城塞・大広間 ===


真也は護衛団ラジャを倒して大広間に戻っていた。



・・・さて、皆に魔力をお返ししますか。



真也は倒れている者に順番に触れて魔法を発動。

今回使用した魔法は『ギフト』。

自身の魔力を他者に分け与えることができる。



魔力が少し戻り、ゆっくりと意識を取り戻す面々。



「・・・う・・生きているのか・・俺たち?」


「・・意識が急に無くなって・・何があったんだ?」


「見てよ!この部屋すごいことになってるわよ!穴も開いてる・・」


「なぁ、誰かここで何が起きたかわかる人いないかー?」



ミランダの問いかけに誰も答えられず頭を横に振る。



「この状況を見ると何かはあったのは間違いないが・・誰もわからないか・・」


「・・またか。なぜいつも我々が知らないところで終わっているんだ?」


「敵さんは俺らが死んだと思って居なくなったか、もしくは誰かに倒されたか。・・・なんにせよ儂らはついとるの。こうしてここにいる全員が生きているのだからの。」


「ベンジャミン大佐・・護衛団の攻撃を食らったのに平気なのですか?」


「ガハハ!儂は頑丈なのが取り柄だからの!あれ位少し休めば余裕じゃ余裕!」


「み、みんな!!見てくれ!!!」



一人の兵士が叫ぶ。

その兵士は大広間に開いた穴から外の様子を確認していた。

全員が穴から外の様子を確認。

すると、



「な、なんだこりゃ!」


「うわ~・・・凄いわね・・」



グラム城塞の下。

そこには無数の魔物の死体が至る場所で横たわっていた。



これは真也が魔力が無くなって消耗している全員を気遣い、城塞から脱出する為にある程度の魔物を倒しておいていたのだ。



「かなりの魔物が倒されてる・・」


「今がここを抜けるのに丁度良いタイミングじゃないか?どうするカレン?」


「よし、全員ここを抜けるぞ。」


「「「了解!!」」」



一同、城を駆け下り、城から出る。

すると、



「「「おおおおおッ!!!」」」



第五軍の兵士たちが既に城塞内に入り込んでおり、残りの魔物と戦っていた。



「仲間だ!!外での戦いに勝ったんだ!やった!!」


「ここは他の奴らに任せるとするかの。」



カレンたちは無理に城から出ずにその場で待機。



—————暫くすると城塞内に残る魔物を全て討伐。



「我々の勝利だァァァッ!!!」


「「「おおおおおッ!!!」」」



第五軍はグラム城塞の奪還に成功。

城塞内は歓喜で溢れかえる。



その夜、奪還した城塞内で休む兵士たち。



「これで後は第六軍とブルンガルドで合流になる。」


「そういえば第六軍はどうなっているんですか?」


「うむ、情報によれば第六軍は先にブルンガルドへ向かっているらしい。」


「第六軍はウェットの兄貴がいるお陰で制圧力が半端ないからな。」


「ブルンガルドが最大の山場だ。俺たちも気を引き締めていこうな。」


「「了解。」」



真也たち第五軍は今回の戦いでの休息を3日間グラム城塞でとり、ブルンガルドへ向かった。

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