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第53話「東部地方大規模攻略作戦」

=== ミラバルト城・第三大会議室 ===


顔合わせの為、ストローク中将に連れられて大会議室に入ると既に1000人以上の兵士が待機していた。



「ガハハ!では顔合わせといこうか!」


「まず今回新たに東部地方として加わる支部を紹介する・・」



眼鏡をかけた男が順々に支部を読み上げる。

今回結構な数の各地方支部が東部地方支部へと変更になった。

その数102。



「・・・以上。今読み上げた支部が今回東部地方支部へと変更となる。だが、これはわずか一部だ。まだこちらへ来ていない支部が山ほどある。その為今回は本日集まれる支部だけを紹介した。」



どんだけ集めるんだよ・・。



「そして私はニース・ゼット。階級は中将。約3ヵ月後に行われる東部地方大規模攻略作戦を指揮する内の1名である。」


「ガハハ!俺はストローク・ギン。階級は中将だ!俺は作戦立てるとか頭を使うことは苦手だからよ、一番前でお前らと共に戦うぜ!宜しくな!」


「オリンパス・キャメラ。階級は少将。我々は絶対勝利しなければならない。そのために貴様らの命、人類の平和の為に捧げるつもりで戦いなさい。」


「ガハハ!キャメラ!まだ顔合わせの段階でそんな威嚇せんでもよいではないか!本当お前は固い奴だのー。」



ストローク中将がオリンパス少将の両頬を引っ張る。



「ストローク中将お止め下さい。貴方が緩みすぎなのです。この作戦は我々人類の未来がかかっている重要な戦。今から気を引き締めておかなければならないのです。」


「始めるのは3ヵ月だぞ?今から引き締めてたら戦う前にへばっちまうぞー。」


「心構えをしておくということです。」


「今回の大規模攻略で指揮するのはこの場にいる私たち3名の将官の他に4名。合計7名の将官が各支部をまとめ、指揮をとることとなる。残り4名は現在こちらにはいないが、攻略開始前には皆の前に姿を見せるだろう。」


「とりあえず遠路はるばる来た者も多い!今日から俺らは仲間、同士!今夜はここにいる全員で宴だ!!皆で酒を交わそうぞ!!」


「なっ!?ストローク中将!まだ話は終わってないぞ!」


「いいじゃねぇか!顔合わせに堅苦しい話など不要!必要なのは互いが理解することだ!理解するには・・・酒が一番!ガハハ!」



ストローク中将に呆れる二人の将官。



「ハハハ、変わらないなあの人も!なあカレン?」


「ふッ・・そうだな。」



ストローク中将の計らいで顔合わせは終了。



—————そしてその夜、1000人以上いる兵士たちで宴が開かれた。

ストローク中将は一人一人全員に挨拶を交わし、士気を高めた。



3ヵ月後には大きな戦が始まる。

その間、兵士たちは戦への希望と不安が入り混じった状態で過ごした。

真也たちもまた、この3ヵ月という期間で各々が鍛錬に励む。

・・・そして、


———

——————

—————————3ヵ月後。



=== ミラバルト城・外周 ===


大規模攻略決行当日。

ミラバルト城の外周に今回参加する全ての兵士が集合。

その数・・約30万。



大規模攻略は東部を大きく3つに分け、それぞれ10万ずつの兵で行軍し侵攻する。

そして5万を一つの軍とし、第一~六軍を各将官が将軍として指揮することとなる。

真也たち東部地方第88支部は第五軍に配属となった。



「緊張してきた・・・」


「ウェット、漏らすなよ?」


「漏らさないですよ!」


「凄い数ね~。」



真也たちは集まった兵士の数に圧倒されていた。



「全員城上部に注目!!」



兵士全員が城の上を向く。

目線の先には将官7名が立っていた。



「我々が今回大規模攻略作戦の指揮を務めることとなる将官である!!私が第一軍を指揮する・・ニース・ゼット中将だ!」


「第二軍を任されたストローク・ギン中将だ!皆の者宜しくな!!ガハハ!!」


「第三軍の将軍は・・この儂!コレス・ベア・ワークマン大将であるッ!!ドワハハハ!!」


「私は第四軍の将軍を務めるサーニャ・オリビア中将よ。必ずこの作戦を成功させるわ!!」


「私が第五軍を指揮するオリンパス・キャメラ少将です。人類の平和の為に魔物を駆逐するのです。」


「この度、第六軍の将軍に任命された・・ランゴスタ・ジルニール大将だ。必ず魔物から領地を取り返そうではないか。」


「・・・ランゴスタ?はて?どこかで・・・」



真也たちはウェットの方を見る。



「ジルニール兄さん・・」


「「「えーーー!?」」」


「あの将軍ってウェットのお兄さんなの!?」


「マジかよ・・・お前の兄貴って将官だったのかよ・・」



たしか前に「由緒ある家系」とか言ってたっけ・・

ウェットに兄がいることも初耳だし、まさかその兄が大将だとは・・びっくり。



「ジルニール兄さんは凄いんだ。僕の・・憧れ、理想の兄さんだ。」


「第六軍ってことは俺らの第五軍と一緒になるぜ?良かったじゃねぇか。」


「・・・そして!!この大規模攻略作戦の総指揮・・総大将を務めるのは・・・」



一人の男が横に並んだ6人の将官たちの前に立つ。



「私が総大将を務める・・・アーノルド・ヴェスタ。階級は・・上級大将だ。」


「「「「「!!!!」」」」」



兵たちがどよめく。



「上級大将・・・ッ!!」


「人類最高戦力のお方だ!!」



上級大将の登場で歓喜湧き出す兵士たち。



「あれが上級大将のアーノルド・ヴェスタ・・・」



人類の最高戦力と言われる上級大将。

この世界で上級大将はわずか3人しかいない。

魔王軍から長年人類が滅ぼされなかった要因の一つが上級大将の存在である。

魔王軍幹部六天将と互角の力を要し、今まで幾度も窮地を救った英雄。



たしかに見ただけでも強いのは分かるな。

あれが上級大将・・

貫禄あるな・・



「この任務を完遂できれば人類は約7割の領土を魔物から取り戻すことができる。だが・・この任務は私を含む将軍だけでは到底不可能。これを成し遂げるには・・ここに集う皆の力が必要不可欠である!皆の力を団結し、我らの領地に足を踏み入れている全ての愚者共を殲滅し、我らの領地をッ!民をッ!世界を救うッ!そのために皆の者・・力を貸せッ!!!」


「「「オオオオオオオッ!!!」」」



アーノルド上級大将の言葉で士気が最高潮になる。

兵士たちの割れんばかりの声、足踏みで地面が揺れる



「盛り上がってきたな!」


「興奮してきちゃうわ~。ね~シンヤ♪」


「ちょっとマーベルさん!どさくさに紛れて先輩に抱き着かないでください!!」



そして30万の軍は行軍を開始した。

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