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第52話「ミラバルト」

真也たち西部地方第64支部は東部地方第88支部へと所属地方変更。

東部地方の拠点へ向かってバギーを走らせる。



「大規模攻略ってどのくらいの規模なんでしょう?」


「そりゃ大規模って言うくらいだから相当なんだろうな。」


「東部ってかなり広いわよね~。たしかに東部を攻略して領土を取り戻せたら大きいわね。」


「東部を取り戻したら残るは北部のみか。魔王軍の拠点は最北部にあるからな。」




エスティアの世界で西部はもうほぼ魔物に襲われることは無い。

南部もほとんどの領土を取り戻した。

残るは北部と東部。

終わりが見えてきたな・・・

果たして平和になったら俺はまた転生されてしまうのだろうか・・・




————バギーを走らせて8日。

ようやく東部地方の拠点に到着。

到着した場所はミラバルト。



【ミラバルト】

面積は923K㎡。香川県の半分ほどの大きさで人口は約40万人。

ミラバルト全域を取り囲む高さ30メートルの外壁があり、魔物の侵攻を防ぐ役割となっている。

中に入る為には外壁に設置された門を通る必要があり、全部で10個の門が存在。

各門から中心に向かって30km進むと都市が広がる。

中心部にある都市は南部・北部へ物資流通の要であり、都市全域にも高さ30メートルの外壁が取り囲んでいる。

ミラバルトに住む人口約40万人の8割が兵士。




「・・・すんげ・・」


「ここが噂のミラバルト!一度来てみたかったのよね~♪」


「あっちにも!こっちにも兵士!」


「ここにいる8割が兵士だからな。これからさらに応援も来るからもっと増えるぞ。」


「お前たち何をしている!早く行くぞ!!」



真也たちはカレンの後を追い、門の中へ入る。

都市までは門から30kmあるのでバギーを走らせる。



「門の内側に大地!山も見える!」


「ここはもともとあった一つの国を魔物から守るために壁で取り囲んだ。だから壁の内側には広い大地や山もある。」


「凄いな・・」


「ここは人類にとって物流の要。どうしても守らなければならない場所ってことさ。」


「大尉はここに来たことあるんですか?」


「オイオイ、マーベル。ミランダさんは大尉じゃなくて上級大尉だろーが。」


「えー、だって上級大尉って長いし言いにくくない?大尉の方が慣れてるのよね~。あとレイネス、アンタも私のこと呼び捨てじゃなくて准尉をつけなさいな!私より下でしょ?」


「・・へいへい、マーベル准尉殿。」


「はは、今まで通り大尉でいいよ。それよりほら、あまり喋ってばかりだとカレンに置いて行かれるぞ。」



知らぬ間に遥か先を進んでいたカレンが乗るバギー。



「早っ!!」



バギーを走らせて30分。

真也たちは都市へ到着した。

都市を取り囲む外壁の下にある門をくぐる。

そして全員バギーから降りて都市内部へ。



「装備屋とか鍛冶屋なんかも沢山あるのね~。」


「東部は資源が豊富な地域。ここで加工した武器や防具が北部・南部に送られるんだよ。」


「ここが魔物に襲われたらヤバいな・・」


「うわ~・・色々見てみたいです!」



マニカが目をキラキラさせる。



「たく、お前たち・・・後でな。まずはカレンに追いくことが先決だ。」



都市に着いてもさっさと先に進むカレン。

真也たちはダッシュでカレンを追いかけた。



都市部に入り徒歩20分の距離。

そこが新しい真也たち東部地方第88支部の拠点となる。



真也たちの目の前には三階建ての家。



「ここが新しい拠点かよ・・」


「凄いわね!ちゃんとした屋根があるわ!」


「立派な家ですね。」


「各自荷物を置いたら出発するぞ。」


「・・・どこにです?」


「我々も新しく東部地方の一員となるからな。顔合わせだ。」


「都市の中心部にあるミラバルト城。そこが顔合わせの場所だ。」


「そこまでどのくらいですか?」


「地図で見たら結構距離あったはず。ここから50kmくらいか?」


「えーー!!」


「勿論バギー使いますよね?」


「都市部はバギーを走らせるほど幅が広くないからな。歩きだ。半日もあればつく。」


「もうちょっと休みたかった・・・」


「ほれほれ、行くぞー。」



真也たちは都市の中心にあるミラバルト城へ向けて出発。



———

——————

—————————8時間程歩きようやくミラバルト城へ到着。



「ハァ・・ハァ・・やっと着いた・・・」


「カレン、顔合わせするのは城のどこだ?」


「城内の会議室だそうだ。」



真也たちは城内に入り会議室を探す。

だが、広すぎてどこに会議室があるのかが分からない。



「どにあるんだよ会議室・・」


「部屋がいっぱいあって分からないわよね~。」


「おーい、カレン、ミランダー!こっちだー!」



上の階からカレンとミランダの名前を呼ぶ男。

真也たちは呼ぶ方へ向かう。



「おー!カレンにミランダ!久しぶりだの!」


「お久しぶりですストローク中将。」



呼んでいた男の名はストローク・ギン中将。

東部地方の一部を統括している。



「この方はストローク・ギン中将。俺とカレンが新人の頃にお世話になった上官だ。」


「ガハハ!まぁよい!遠路はるばるよく来たな!それにしても・・カレン、見ないうちにもの凄く綺麗になったの!!色気がムンムンよ!!」


「ご冗談を。」


「冗談ではないぞ!本心だ!ガハハ!どうだ?今夜一緒に飲まんか?」


「ご遠慮しておきます。」


「ガハハ!相変わらず固いやつだの!まあ良い!お前たちはこれから東部地方支部として頑張ってもらわねばな!こっちの部屋に来い!」



ストローク中将に連れられて会議室に入る。

入るともの凄く広い部屋に既に大勢の兵たちが待機していた。



「お待ちどーさん!これで顔合わせする全員が揃ったな!」



俺たちが一番最後だったのか・・

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