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第50話「戦いを終えて帰還」

=== べリア森林(左) ===


真也たち第5班はまだゼストと戦った時の睡眠魔法で全員が寝ていた。

護衛団が撤退した様子をサーチで確認した真也は一安心。



あっちは結構な数やられたな~。

ゼルとリビアが無事だったのは良かったけど。

・・・それにしてもあのジークって奴相当強いな。

技名も中二だが、名前もジーク・フリートって・・・



だけど・・アイツ程の強さがあれば・・イケるんじゃね?

そのうち魔王倒せるんじゃね?



てか俺以外の奴が魔王倒したらどうなるんだ?

もうこの世界が平和になったからまた強制的に転生か?

・・その可能性は十分あり得る。あの女神なら。

だとすると他力本願はマズくないか?

ジークに魔王を倒してもらうのは良いとして・・その次期だ。

正義感の塊みたいな奴だったから魔王まで多分行きそうだな。

実力的にまだ荒削りっぽい印象だったが、早々に魔王を倒されても困る。



俺はまだ18。

最低でもあと20~30年はここで平穏に暮らしたい。

ジークの動きを止めるか?

・・・いや、止めると言ってもどうやって?

そもそもジークは現状で六天将に勝てるレベルか?

今回の動きからして・・俺の予想だと同等・・か少し上ってところだな。

魔王まではまだ届かないと見る。

とすると・・まずはアイツのレベルとステを確認したいな。

確認できれば魔王倒すまでのある程度の逆算は可能だ。



よし、ジークに会いに行ってみるか。



「ん・・・あ・・・・」



段々と睡眠効果が切れて目を覚ます兵士たち。



やべ、俺も寝たふり寝たふり。



「・・・生きてる?」


「護衛団は・・?どこだ・・?」



全員が起き上がり周囲を確認。

真也もしれっと便乗して起き上がる。



「先輩大丈夫でしたか!?」


「ああ。」



大きく地面が凹んだ場所にカレンたちが集まる。



「これは・・」


「これはあの魔物か?一体誰が?」


「我々は眠らされ倒れた。その間に何者かがこの魔物を倒したという訳か・・・」


「誰が倒したのかはわからないけど他のみんなは無事だ。それでいいんじゃないか?」


「・・・釈然としないがな。」


「マリン上級大佐!」


「どうした?」


「今反対側の班と通信を行いまして・・・反対側も護衛団に襲われたとのことで・・」


「なに!?それで状況は!?」


「護衛団5匹の急襲を受け、第12・18班は全滅。その他の班も死傷者大勢・・だそうです。」


「なんということだ・・・」


「そして護衛団5匹のうち1匹を討伐。残りの4匹は撤退したそうです。」


「ダフニス准将は存命か!?」


「はい。それでダフニス准将から殲滅組はグレスト要塞へ帰還せよと命令が出ております。」


「・・・わかった。・・本日の作戦は終了!!これよりグレスト要塞へ帰還する!!直ちに準備せよ!!」



結局誰が護衛団ゼストを倒したのかわからないまま負傷者を運び他の班と合流し帰還した。




=== グレスト要塞 ===



帰還した翌日。

今回殲滅組で死亡した者へ黙禱が捧げられた。



「シンヤ!」



真也のもとへゼルとリビアが来る。



「良かった。シンヤも平気だったようね。」


「ああ。なんとかな。」


「・・くそっ!!俺がもっと強ければ護衛団を倒せたのにッ!!」



ゼルは自分の弱さに苛立ち壁を殴る。



「ちょっと!」


「護衛団は強い。それは俺たちが前に護衛団と遭遇した時に分かっていたことだ。あれからまだ数年しか経ってない。これから護衛団より強くなればいい。」


「そうよ!シンヤの言う通りよ!今回私たちは護衛団と十分渡り合えた!あれから成長してるのよ!」


「・・・だけどまだ足りねえ。俺は・・英雄になるんだ。」


「大丈夫だゼル。お前なら近いうちに護衛団を倒せる。絶対。」


「シンヤ・・・」


「今は私たちが無事生還できたことを嬉しく思いましょ。」


「そうだな。」


「じゃ、私はニックのところへ行くわね!」



リビアはそう言うと駆け足で去って行った。



「なあシンヤ。」


「ん?」


「今回護衛団を倒したのは新米の奴だった。しかも1匹倒した後に俺たちのところへ駆けつけてもう1匹を追い詰めた。正直悔しいぜ・・」



そうだ。ジークのステを確認するんだった。

ゼルにどこにいるか聞いてみるか。



「ゼル、その新米の奴はどこにいるかわかるか?」


「・・・なんでだ?」


「あ、いや・・護衛団を倒したのがどんな奴なのか興味ある・・というか。」


「アイツは同じ北部地方で第3支部って言ってたからな。多分部屋は3~4階のどこかだぜ。」


「そうか、ありがと。どんな奴か見に行ってくるわ。」


「いや、アイツとは多分会えないと思うぜ?」


「?」


「護衛団を倒したということで上官から色々聞かれている最中だと思う。」


「・・・それよりシンヤ!俺の酒に付き合え!!この俺たちのむしゃくしゃした気分をすっ飛ばしに行こうぜ!!」



俺たちって・・むしゃくしゃしてるのお前だけだけど?

本当相変わらずだなゼルは。



真也は無理矢理ゼルに連れられて食堂で酒を飲むハメとなった。



くそ・・・ジークのレベルとステを確認したかったのに・・・

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