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第44話「ゼスト襲来」

=== べリア森林(左) ===



第5班の前にジズ護衛団のゼストが襲来。



「貴様ら人間は全員・・殺す。」


「護衛団か・・・だが、1匹でこの人数を相手にするとでも?」


「・・造作もないことだ。・・俺はいずれ六天将になる者だ。」


「「「六天将!?」」」


「ほう・・・お前が六天将になると?すると六天将並の強さを持つということか?」


「・・・いかにも。」



・・・それは無いな。

コイツ、前に戦った六天将と比べても弱い。

だけど単一の力だったらこの場にいる誰よりも強い。



ここでまともに戦えるのは・・

うちのカレン少佐と、マイク大佐。

あと各支部の支部長クラスくらいか。

まぁ、他にも沢山人いるしなんとかなるだろ。

俺がいちいち手を出さなくて済むかな。



「・・では殺すとしようか・・・」



ゼストから全体に強烈な重圧(プレッシャー)が発せられた。



「なんという圧・・・」


「第5班総員構えろーーーッ!!」


「マリン上級大佐、どうやって攻めます?」


「ふん、護衛団とはいえたかが1匹。我ら支部長5人でかかれば問題ないであろう。」


「・・ということらしいよ。カレン中佐。」


「承知した。では、先陣は私が切るとしよう。」



カレンが剣を構え走り出す。

同時に後ろを4人の支部長たちが左右に散らばる。



「俺は・・・全員を殺すと・・言ったはずだ。」


「!?」



急にゼストの体が膨れ、体が大きくなる。



「死ねぇぇッ!!!」



ゼストの体に生えている大量の鋭利な棘が噴き出す。

広範囲且つ全方向に棘が飛ぶ。



「避けろーーーーッ!!」


「「「ぐわぁぁぁーーッ!!」」」



班の何人かが棘の餌食となり倒れた。

そしてゼストの体に棘が再度生える。



真也たち第64支部の面々は全員無事に回避。

マニカに関しては真也が頭を伏せさせ見えないようにし、飛んできた棘を全て手刀で弾いた。



「・・先輩!?」


「大丈夫だ。何も問題無い。」


「・・貴様ら人間は全員処刑。頭を千切って魔王様に献上する。」


「この・・・」



カレンら支部長たちはゼストに攻撃を仕掛ける。



「舐めるなよ魔物がッ!!」



マリン上級大佐の武器は斧。

その斧でゼストを思い切り斬りつける。

・・・しかし、



「・・ッ!?」


「・・・こんな力で俺を・・・斬れるとでも思ったのか?」



ゼストは自身の体を硬化させ斧の攻撃を防ぐ。



「はぁぁッ!!」



左からカレン、右からマイク大佐が挟み撃ち。

しかし、ゼストの体を傷つけることができない。



「ハハ・・硬い体してるね。参ったな。」


「こんな硬化はいつまでも続かん!ひたすら攻撃を繰り返すのみだッ!」


「どいてなお二人さん!」


「!?」


「美しき氷よ さらに凍てつけ 美しき氷よ 凍てつく刃となりて 敵を両断せよ 『氷刃(アイスブレイド)』!!」



北部地方第102支部のチェス・グラネル大佐が氷魔法を発動。

カレンとマイクは咄嗟に横へ避け、大きい氷の刃がゼストに直撃。



「!!」


「・・・だから・・俺にそんなちんけな攻撃は効かん。」



氷の刃を喰らっても全然平気な顔をするゼスト。



「硬い相手なら・・俺に任せな。」



そう言って飛び込んできたのは西部地方第11支部、タラニス・ウェーバー少佐。

ゼスト目掛けて剣を振り落とし、ゼストは腕でガード。

だが、



ズバッ!!



「んッ!?」



タラニス少佐の剣がゼストの腕を斬り落とした。



「貴様・・その剣・・・」



タラニス少佐の剣を見ると剣先が細かく振動している。



なるほど、チェーンソーみたいな剣か。



「俺の剣は特別仕様でな。硬いものは何でも斬るぜ。」


「・・・フン、それがどうした?」


「・・なに?」


「貴様の剣なら俺を斬れる・・だが、もう当たらん。」


「ほう・・試してみるか?」


「・・・試すまでもない。ハッ!!」



ゼストが体に力を入れる。

すると斬られた腕がトカゲの尻尾のごとく再生。



「再生能力を持つ魔物か!」



ゼストは地面を強く踏みしめてタラニス少佐に向かい、一瞬にして間合いを詰める。



「ッ!!」



ゼストの手がタラニス少佐の顔を鷲掴みにし、強く地面に叩きつけた。



ドォォンッ!!!ベゴッ!!



叩きつける大きな音、何かが潰れる鈍い音が響く。

一瞬の出来事で全員が沈黙。



「・・・フン。」



ゼストは掴んだタラニス少佐を離す。

そして顔がぐしゃぐしゃに潰れたタラニス少佐が地面に落ちて横たわる。



「・・・あッ!」


「・・だから言っただろ。・・試すまでも無いと。」


「少佐ッ!!」


「この化け物がッ!!」



タラニス少佐がやられたことで第11支部の面々が怒りを露わにしゼストへ向かう。



「待てお前らッ!!」


「・・・フン、慌てなくても・・すぐ殺してやる。」



ゼストは先ほど体から放った全体攻撃の棘を第11支部の面々に的を絞って全て放つ。



「「「があぁぁぁッ!!!」」」



数多の刃が体中に突き刺さり、第11支部の全員がその場に倒れた。

これにより西部地方第11支部が全滅。



「あの野郎・・・ッ!」


「レイネス待て!安易に動くな!俺らも二の舞になる!」


「大尉、あいつヤバくないですか!?あんな簡単に・・・」



コイツ予想以上に強いな・・・

俺が手を出さないで果たして倒せるのか?

不安になってきたな・・



=== べリア森林(右) ===



ここは真也たちとは反対側の森。



「おらぁぁッ!!!」


「はぁぁぁッ!!!」



現在真也と反対の森では・・・



バゴォォォンッ!!!



「「「ぐわぁぁぁッ!!!」」」


「准将殿!こ、これで・・第12、18班が全滅ですッ!!」


「むう・・・まさか・・護衛団が一度に5匹も来るとはな・・・」



ジズ護衛団のエルドラド・パーム・リグルット・アマコム・ビヨームの5名が襲撃を開始していた。

それによって2つの班が全滅。

護衛団の脅威にさらされていた。



「リビア大丈夫か!?」


「・・ええ!!アンタも少し食らったんじゃないの?平気!?」


「へッ!!まだまだ余裕だぜッ!!」



そして今、第11班に編成されたゼル、第19班に編成されたリビアが護衛団と戦っていた。

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