第41話「殲滅作戦決行」
=== べリア森林 ===
ベルに俺の力の凄さがバレた・・。
記憶を改ざんするしかない!
・・・だが記憶を改ざんしたところでベルのパッシブスキルは無くならない。
となると改ざんしても無意味だな。
また問い詰められそう。
・・・そうか!自身の魔力を抑えれればいいんじゃないか?
でもどうやって・・?
この世界の魔力はMP。
予めMPをかなり減らせておけばいいんじゃないか?
そしてその後にベルの記憶を改ざんすればいい。
たしか最後にステータスを確認した時の俺の最大MPは・・27000。
27000からどのくらい減らすかだが・・この世界の標準MP量がわからん・・。
・・・あ・・いや!わかる!
そうだ!俺はあの魔法を覚えていた!
「マニカ!」
「はい!先輩何ですか?」
真也はマニカの手を握る。
「えっ!?せせせ、先輩!?」
急に手を握られ顔を赤くしあたふたするマニカ。
相手の情報を分析する魔法・・『分析』。
相手に触れることによってHP・MP・弱点などを分析できる魔法だ。
マニカは・・
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レベル:4
HP:290
MP:30
弱点:脇腹をくすぐられること、アズモンド・シンヤ
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レベル!?レベルもわかるのか!
前に転生した時に使ってみたが、レベルは見れなかったはずだけど・・
・・・まぁいいか。
てかレベル4って低くない?
・・まぁ、サポートだから仕方ないか。
HP290にMP30・・か。
それにしても弱点「脇腹をくすぐられること」って・・
普通弱点属性とかじゃないの?
しかもなんで俺まで弱点になってるの?
「せ・・・先輩・・・」
顔を真っ赤にして下を向くマニカ。
「あー!すまんすまん!」
「な・・なんで急に手を・・?」
「あー・・・ソレハ、テガヒエテルカラ、アタタメヨウトシタンダヨ。」
「・・先輩?」
真也の下手な演技にポカーンとするマニカ。
「あ!先輩!もう作戦決行の時間になります!」
「お、おう。」
うーん、マニカのMPはたった30。
マニカには悪いけど参考にならないな。
魔法使いのパイロを確認すればどの程度か参考になると思うんだけど・・うちの支部で魔法特化した人いないからな~。
だが、これだけ人がいるんだ。魔法特化した人は絶対にいるはず。
その人のMP量を参考にして俺のMP量を調節しよう。
ついに作戦決行。
同時刻散らばった各班が一斉に襲撃を開始する。
「ギャギャ!?」
「おらぁぁッ!!」
「魔物を1匹たりとも絶対に逃がすな!!全て始末する!!」
ダァァン!ダァァン!
真也が撃った弾丸は魔物たちを貫く。
真也は逃げようとした魔物を処理していた。
全然誰も魔法を使う気配が無いな・・・・。
そりゃそうか・・集団を確実に襲撃して潰すのに大きい魔法を使うと遠くにいる集団にバレる危険性があるからな。
なるべく隠密に、そして確実にか。
「グルルルル・・・」
「アイスウルフだ!動きが俊敏だから気を付けろ!!」
「私に任せてーー!」
バシュッ!!
北部地方第25支部のナバス・ローリエ准尉がアイスウルフを両断。
「向こうにゴブリンどもが固まってるぞ!」
「俺に任せろ。」
「私も行きます!」
北部地方第25支部のウインズ・マークット少佐、クレン・マグワイア少尉がゴブリンの群れを一掃。
「グワオォォォッ!!!」
「ダイヤウルフか。」
「3・・4匹。」
「ダイヤウルフは固まって動かれると厄介。だけど動きが早い魔物は優先して排除。さっ、潰しに行くよ。」
「「了解!!」」
ダン!ダン!ダン!ダン!
アーレン・マイク大佐は2丁拳銃で素早くダイヤウルフを射撃し、ダイヤウルフを散らばせる。
「グルワァァッ!!」
「はぁぁぁッ!!!」
ランバダ・ミオアダス曹長が剣でダイアウルフに一撃を加える。
「・・・・・!」
そして直後にソミリア・エスカルゴ中尉が槍で貫いた。
「ベル!そっちの1匹は頼んだよ!」
「・・・・了解。」
アレキミスト・ベル上級曹長は弓を構える格好をする。
だが弓矢を持っていない。
すると雷属性魔法を発動。雷が弓矢の形に変化。
「『雷の矢』。」
ブシュッ!!バチバチバチッ!!!
雷の矢がダイアウルフに突き刺さり雷が体中に広がる。
ダイアウルフは黒焦げになった。
あいつ詠唱破棄で魔法使えるのか!
エルフは魔法に長けてるとは知ってたけど人間とは段違いだ。
・・・ベルくらいのMPに調節しとくか?
「オイオイ、何が北部は実力に見合わない階級をもらってるだよ。普通に強えじゃねぇか。」
「・・ふ、我々も負けてはいられんな。行くぞお前ら!!」
「「「了解!!」」」
マイク大佐率いる北部地方第25支部に負けじと西部地方第64支部の面々も奮闘。
慣れない雪中での戦闘も連携して次々と魔物を討伐。
—————作戦決行から20分。
第5班は1回目のターゲットとなる集団の全ての魔物を討伐した。




