表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/107

第38話「グレスト要塞」

北部地方第25支部のマイク大佐たちと合流。

その後各支部が集まる場所へ移動を開始した。



「さみぃ・・思い切り冷たい風が当たるから服着てても寒いな・・」



まぁ・・このバギーには窓がついてないからな。



凍える寒さの中バギーは走る。

————走り出して3時間。



応援要請を受けた場所へと到着。



「ひゃー、でっかいね~。」


「すごい・・・」



真也たちが到着したのは北部南東を守る要の拠点「グレスト要塞」。

北部地方モリビア地域の丁度中間地点にある山々の間に建設された大きな要塞は、長年にわたり領土に侵入させんと魔物と抗争を続けており、北部南東の防衛の要である。



「じゃあ中に入ろうか。」



マイクに連れられて真也たちはグレスト要塞の中へ入る。



「中は暖か~い♪」


「ハハハ、この要塞の中は火の魔道具をふんだんに使用しているから暖かいんだ。ここは言ってしまえば大きなベースキャンプ。この中には約10000の兵士が常駐しているんだ。」


「1万!?そんな沢山いるんですか?」


「ここは北部の中でも最前線の1つだからね。正直、10000でも足りない。魔物から領土を守り、攻めるにはもっと人員が必要なのが現状だ。」



1万の兵ってことは・・・大体700近くの支部が集まっているということか。

むしろここに常駐するなら支部は1つにまとめてもよくないか?



「それでマイク大佐、我々の担当はなんだ?私には応援としか聞かされていないが。」


「君たち西部地方第64支部の役割は・・・魔物の殲滅。」


「殲滅とはどの位の規模だ?まさかこの要塞に迫りくる全ての魔物を討伐しろと?」


「いいや、君たちの支部だけではさすがにそれは無理です。」



・・俺なら一人でやれるけどな。



「ではどうするのだ?」


「我々も魔物も毎日ここで戦っている訳ではありません。我々もそうだが魔物にも休息が必要。魔物は我々と同じ様に要塞の向こう側で集団で集まり、この要塞を攻める為に体を休めています。」


「そこを我々が叩くというのだな?」


「その通りです。ただ、数が多いので一つの支部で全てを潰すのは容易なことではありません。この要塞では殲滅組と防衛組に分かれます。64支部には今回殲滅組に加わって頂き、他の支部と協力して魔物を殲滅して下さい。」


「承知した。」


「今は膠着状態です。あと3日ほどは魔物は襲ってきません。作戦決行は2日後。なのでその間はここの環境に慣れて頂き、2日後に出れる準備をしておいて下さい。」



2日後に作戦開始か・・もっと休みたい。

どのくらいの魔物がいるかわからんからな・・あとでサーチしとくか。



「64支部の皆様の寝室は5階にありますので宜しくお願いします。あとオバマス中佐。今日の18時から会議がありますのでご参加を。」


「了解した。」


「ベル。中佐たちを部屋まで案内してあげて。」


「わかりました。こっちです。」



ベルに連れられて部屋まで到着。

女性陣は別の部屋に移動。



「えっ!女子は同じ部屋じゃないのかい!?」


「・・・当たり前。虫となんて一緒にいられないでしょ。」


「だから僕は虫じゃないってば!!」


「何期待してたのよアンタは・・・。でも私は・・シンヤとなら一緒に寝てもいいけど♪」


「何言ってるんですかマーベルさん!」


「えー、ハルちゃんはシンヤと一緒は嫌なの?」


「べ・・別に嫌という訳では・・むしろ同じ部屋に・・・って!何言わすんですかもう!!」


「赤くなっちゃってカワイイ~♪」


「もうっ!!」



女性陣はベルに連れられて別の部屋へ向かった。



「・・・んで・・」


「?」


「なんでいつもシンヤばかりなんだ!?こんな奴より僕の方が・・・美しいのに。」


「そりゃお前の方がバカだからだろーよ。」


「ムキーーーー!!」


「オイオイ、早く入るぞ。」



真也たちは部屋に荷物を置く。

各々部屋内で時間を潰す。



「そろそろ腹減ったし食堂でも行くか。」


「そうですね。」



こういう建物内にある大きな食堂は久しぶりだ。

士官学校以来か。



大食堂は2階にあり、しかも3つある。

1万も兵士がいるのだから当たり前か。



食堂の中に入ると既に人が沢山おり、賑わっていた。



「沢山いるなー。」


「士官学校よりも大きい!」


「そりゃそうだろ。」


「席確保しとくね~。」


「んじゃアリダリのは俺が適当に選んどくわ。」


「うん~。」



ここの食堂はメニューが豊富だ。

どれか選んで食堂の人に注文するスタイル。

全て無料だ。



真也たちが列に並んでいると・・・



「シンヤ!!」



一際大きい声で名前を叫ばれ、食堂に響く。

振り向くと、



「・・・ゼル。」



ゼルが奥で肉を咥えて手を振っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ