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第23話「強個体」

=== 双子岬・森林部 ===


オーク5匹を確認。

その中の1匹は他とは違い赤色のオークが混じっていた。

通常とは違う色をした魔物は強個体と言われており、通常と比べ身体能力が高く、魔法を使用できる個体も存在する。

強個体は数千匹に1匹の割合で生まれてくると言われている。



「あー、面倒くせぇ。」


「僕が切り込みまーーす!!僕のあとついてきてくださいねーーー!!」



真也は後方で銃を構える。

スコープを覗き、狙いを定め・・射撃。



ダァァン!!ダァァン!!ダァァン!!



弾丸は前を走るミランダたちをすり抜けオークたちの足に命中。

オークたちはバランスを崩す。



「ブギャ!?」


「遅せぇ!」



ズババババッ!!



瞬く間にレイネスがオーク1匹を斬り刻む。

レイネスの武器は双剣。高速な剣速での連続攻撃。



「ブギャァァ!!」



もう1匹のオークがレイネスに襲い掛かるが華麗な身のこなしで躱し、斬り刻む。

あっという間に2匹を討伐した。

討伐するとタバコに火をつけて一服。これがいつものレイネスである。



「だぁぁぁ!!見よ!僕の華麗な槍捌きをッ!!」


「ブギャギャギャギャ!!」



ウェットの武器は槍。

オークに連続突きを食らわし、穴だらけにした。



「ふう・・どうだいシンヤ!僕の華麗な槍捌きは?」


「戦闘中に振り向くなバカ。」



ダァァン!!



弾丸はウェットの顔を掠めて後ろに迫っていたオークを一撃で撃ち抜いた。



「ブ・・ギャ・・・」


「お、おい!!僕の顔に掠ったぞッ!!」


「あれ?打つ方間違えたか?」


「なんだとーー!!」


「でも俺が撃たなかったらお前油断してたしやられてたかもな。」


「ふ、ふん!べ、別にシンヤの助けなんて要らなかったけどね!!ありがとうなんて言わないよ!」



なんだこのツンデレ。

本当面倒くさい奴だな・・・。



残りは強個体のオークのみ。

ミランダ大尉が迫る。



ミランダ大尉の武器は鎖鎌。



「ブギャギャーーッ!!」



強個体のオークは斧を振り落とす。

ミランダは後方へジャンプし回避。

だがオークは距離を一気に詰める。

オークは斧で横薙ぎの攻撃を仕掛ける・・だが、鎖がオークの腕に絡みつきミランダまで攻撃が届かない。



「ブギャ!?」



ミランダは後方へ回避したと同時に鎖鎌を投げ、オーク後方の木を支点として腕に絡ませた。



「頭・・下げないとぶっ刺さるぜ?」



オークの後方から鎌が飛来。

鎌はそのままオーク後頭部に刺さる。



「ブギャァァァッ!!」


「これで終いだな。」



ズバッ!!



ミランダはオークの首を鎌で切り落とした。

相手の動きを封じて動けなくなったところを攻撃。

これがミランダ大尉の戦法である。



「よーし、これで全部片付いたな。」


「今のが強個体ってやつですかー?全然大したことないじゃないですか。」


「アホ。大尉の鎌はミスリルで作られてる特注品だ。普通のオーク程度だったら最初の一撃でちょんぎられてるんだよ。それだけこの赤オークは頑丈だったってこった。」


「これで今日発見したオークは朝のを含めて7匹。・・シンヤどう思う?」


「いつもよりかなり多いですね。」


「だな。ここら辺の地域でこの数は滅多にない。調査を広い範囲で行った方がいいな。まだいるかもしれん。」


「「「了解。」」」



その後森を隅々まで調査。

結果、他の魔物は確認できなかった。



そして夕方過ぎにベースキャンプへ帰還。

既にカレンたち調達班は戻っており、アリダリが夕食の準備に取り掛かっていた。



「大尉たちおかえり~。」


「アリダリさん!ウェットただいま・・・戻りましたっ!!」


「・・・あ、うん。」


「先輩お帰りなさ・・」


「シンヤお帰り〜♪」



マーベルが真也に抱きつく。



「マ、マーベルさん!!また先輩に抱きついて!!離れてくださーーい!!」


「あ、ついでにレイネスもお帰りー。」


「ついでかよ。たく、面倒くせぇ。」


「ご苦労ミランダ。岬の方はどうだった?」


「ああ、森中を調査したよ。出て来たのはオーク5匹。」


「・・多いな。」


「ああ。しかもその中に強個体が混じってた。」


「何?・・・ふむ。」


「カレンどうした?」


「今日街で他の支部の奴らと情報交換をしてきたのだが・・他の支部でも最近強個体と戦闘を行ったようだ。」


「他の支部でもか・・そんな頻繁に強個体が出るなんて本当に珍しいな。」


「偶然ですかね?」


「偶然・・であればいいが・・」






=== 南部地方・オプソン ===



オプソンは湿地帯で夜から朝にかけてよく霧がたちこめる地域。

湿地帯ということで動植物が豊かであり、観光スポットとして賑わう。

さらに西部、中央部に寄っている内陸部のため魔物の脅威は今までほとんど無いのどかな地方。




そしてここは南部地方オプソンにある1つの町。



その町は現在魔物の大群に襲われていた。

突然の襲撃に人間の対応は間に合わず町は地獄絵図と化していた。



「「「きゃぁぁぁぁぁッ!!!」」」


「「「うわぁぁぁぁぁッ!!!」」」


「ククク・・・焼け!焼き払え!!そして人間どもは・・・皆殺しだッ!!」


「誰か・・・助け・・・・」



そしてこの夜オプソンの町は一夜にして滅ぼされた。

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