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能力探しに出よう!  作者: 讖狐なない
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第1話 街へ

「くっ、ここは森、か?まぁ、見たこともない変な色のキノコもあるし、ここがあの天使が言っていた異世界か。俺は今日から、この世界で生きていくんだよな。なんか、能力を授けてくれるって言ってたけど、あんまり変わった感じはしないぞ」


『あー、あー、聞こえますか?』


えっ、今頭の中に直接声が聞こえた気がする。

心なしかあの天使の声に聞こえたような気がしたが。

気のせいか?


『あっ、聞こえてますね』


気のせいじゃねぇわ。

ニャフニャフって天使の声聞こえてるわ。


『言い忘れていたことがあったので、伝えに来ました。魔王は倒してくださいね。じゃないと、面白くないんで。何もしないとか、つまんないので。神様が飽きるので。お願いしますよ。私を創造した神様は、少し飽きっぽいところがあるので、頑張ってください。あと、神様に見放されたら死にます。異世界で生き返らせるという莫大なエネルギーの暴走で死んでしまいます。この世界の人も特殊な能力もっている人が多いので、その人たちに殺されないようにも頑張ってください。では』


はっ

あの天使一方的に凄い速さで話していったんだけど。

しかも、重要なこと言ってなかったか?

神様飽きさせたら死ぬとか、この世界の人も特殊な能力持っているとか。

やっべ。この世界やっべ。気楽に行こうと思っていた自分がどっかにいたけど、この世界に来て一瞬にして消えたわ。

いや、気にしたら負けだ。

魔王を倒すために頑張ればいいことだ。

がんばろう。

と言っても、何をすればいいんだ?

こんな森の中じゃ、そうしようもないんだけど。

ゲームとかだったら、まず冒険者に登録とかだよな。

よしっ、最初は街探しをするか。





*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*





驚くほど簡単に、森をぬけられたなぁ。

ちょっと歩いたら道があったから、それを辿って行ったら、森を抜けた。

最初に魔物に会ったらどうしようかと思ったよ。

自分の能力もわからないし。

この、道をこのままいったら街に着きそうだな。

よしっ、行くか。





*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*






着いちゃったよ。

着いちゃったよ。

魔物に襲われてる行商人の馬車とかと遭遇するかと思ったら、普通に何事もなく街を囲んでる壁の前まで着いちゃったよ。


「はー、異世界に来て最初の方は、物事が順調に進む能力とかないよな?」


えっ、光ってる。

体から虹色の光が出てるよ。

まさか、本当にそんな能力だったりして。

本当だったら微妙な能力だぞ。

つかえねー。

いや、確かに使えるけど、神様が飽きるだろっ!

別に神様を楽しませたいってわけじゃないけどさ。

まぁ、いいや。

まずは、街に入ろう。

入るために、門の前にいる衛兵に話通さなきゃいけないのか。

お金とかかかるのかなぁ、お金持ってねぇぞ。

当たって砕けろだ。とりあえず並んでるし並ぼう。




あっ、次俺の番だ。


「身分を証明できるものは持っているか?」


「もってないです。ここに来る前の記憶が曖昧なんです。気付いたら森の中にいて」


異世界からきたなんて言わないほうがいいよな。

疑われそうだ。

記憶が曖昧なんて言い訳もちょっときつい気がするが。


「記憶が曖昧で森の中に気付いたらいただと?ちょっとそこで待ってろ」


やばい。

完全に疑われてるよな。

逃げるか。

いや、ここで逃げてもすぐ捕まりそうだ。

大人しく待つか。

あっ、来た。


「こいつです」


「この人ですか。分かりました。ちょっと君ついてきてください」


「は、はい」


はーい、終わった。

異世界生活1日目にしてシューリョー。

異世界牢獄生活です。

楽しんでいこう。


「そんなに、怖がらなくて良いですよ。別に取って食おうというわけではないので。最近、記憶が曖昧

な状態で森にいたっていう人が急増していましてね。遠い国からやってくる人もいて、困っているんですよ。現在調査中です。貴方はどこから来ましたか?」


「えっと、日本です」


「ニホンですかー。聞いたことありませんね」


「あのー、ここはどこなんですか?」


「言っていませんでしたね。ここは、ステミリア王国の辺境の街、ゴリランです」





ここで打ち切ります

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