第一話
人類、いや、ここはにすんでいるにんげんといってもよいだろう。とある国の国土の回りは海に囲まれている、島国で、日々平和に暮らしていたらしい。
しかし、そんな平和は、とある化け物の出現によりおわった。
その化け物の名前はシャーク。姿形がサメによくにていることからそう名付けられた。しかし、姿は完璧サメだというのに、尾ひれはなく代わりに足が生えていた。後にこいつらを捕獲してわかったのだが、何かの原因によりサメが以上進化したためこんな様子になったことがわかった。
そんなやつらは、その島国を襲った。
多大な犠牲と共になんとかシャークを三体捕獲することに成功。
だが、島国の一部の島は壊滅的な被害にあった。
政府は、海上に基地を作り、徹底的にシャークのからだを調べあげ、シャーク専用の武器を開発した。
持ち主によって、さまざまな様子や、能力が備わる武器、武具連装「アーツノース」を開発し、その武器を呼んだ。
「さあ、始めましょうか、一夜君・・」
少し体つきが大人っぽく、顔も少々整っている女性は一本の薙刀をとりだし、俺に向かって構えた。
「頑張ってくださいねー!」
回りから囃し立てるような声援が聞こえる。しかし、このやり取りをみているのはたった二人、一人は中二病の少女と、そしてもう一人の無口で何もしゃべらない女の子。
そして、今さっき声援を俺たちに送ってくれたのは、中二病の方だ。
あれ?何でこんな危機的状況になってしまったのか、自分でもわからなかった。
さて、思い出してみよう。なぜ俺がこんな命を懸けるるは目になったのかを・・・
それは、二時間前にさかのぼる。
世界がサメによくにているシャークという化け物たちから、本当に土地を取り戻すことを夢見て 、海戦騎士を育成する学校は行った俺は、まず自分達で小隊を作ることをしようとしていた。
回りは、ひたすら勧誘活動をしている。そんな中、俺勧誘活動とやらをすることができずにいた。
すると近くにいたおとこが俺のことを勧誘してくる。
しかし、すぐ右を振り返ってみると近くには辺りをキョロキョロと、落ち着きがなさそうにしている少女はいた。
それはもう少女と呼べる存在だった。何しろ普通は、一般の高校生だったら、身長は、160センチぐらいあるものだと思っていたもだが、すぐ右にいた女の子は、150センチ位だった。
その少女は俺と同じように勧誘をするかしないかまよっているようにみえた。
「ごめん、せっかくの勧誘だけど断る」
せっかくの勧誘を断った俺は、その少女の前にたつ。
「?」
目の前にいた少女は、見ず知らずの俺を見て、首をかしげる。
そして俺はこういった。
「僕は君がほしいんだ(小隊の一員として)」
「え!?」
「君をみたときから、びびっときたんだ!(小隊の一員として)」
「ふぇ!?」
「一目惚れだったんだ・・・。君をみたときから(小隊の一員として)」
「・・・・・」
「だから、俺と小隊を組みませんか?」
アニメであるような告白シーンみたいに、その少女に向かっててをまっすぐ伸ばし、深々とお辞儀をした。
しかし、それは回りにも聞こえていたらしく・・・・
数秒、なにも反応がなかったので顔をあげてみると、少女は顔を真っ赤にしていた。
「えっ?」
回りをみると、こちらをみんな凝視していた。
「おいおい、入学初日から告白だぜ?頭イッテんじゃねえのか?アイツ・・・」
「かわいそうに」「同乗するわー」
教室中から、そんな声が聞こえる。
そんななか、やっと目の前にいた少女が話し出す。
「う、浮気は絶対に許さないから・・・」
「え?」
この瞬間が俺たちの小隊の長い長い旅の一歩目だった。