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夜桜のメモ  作者: 夜桜
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2・雪女の苦労人生

ジャンル 【恋愛】


唯、妖怪系のお話が書きたかっただけです


まずは自分について説明いたしましょうか

私の名前は 氷室(ひむろ) 雪奈(ゆきな)、16歳。純血種の雪女です

私のお父様は雪男でお母様は雪女、そして世界の中心で企業を拡大している有名な氷室財閥の一人娘にして今日から陽華(ようか)学園に通う高校1年生


『おはようございます。起床時間の7時となりました。寮生の皆様、無駄な抵抗はやめて起きなさい』


部屋に設置してあるスピーカーから寮母さんの声が聞こえてきました。この通り私は陽華学園に通う生徒であり同時に陽華学園の寮生でもあります


『ダダンッダッッチャカチャカチッチッチッドドドドドドガッシャンキーンウィーぁパパパパ』


スピーカーから大音量のヘビメタが流れ始めましたぁぁぁあぁ。耳がぁ、こんな事は寮生活の説明会で聞いてないですよ。流石にこんなことをされたら誰でも起きます。私は耳を塞ぎならがら、もそもそとベッドから起きて洗面所に向かった


「うわぁ、寝癖が」


洗面所の鏡を見ると肘まである黒髪があちらこちらに跳ねていて悲惨な状況でした。とりあえず、櫛で梳かすと元のサラサラヘアに戻り、一安心

そもそも、どうしてお嬢様の私が陽華学園に通っているのかと言うと、それは中学3年生の時まで遡ります



* * *


12月下旬

私が下校していると、一台の黒塗りで見た目から高級そうな車が私の隣に止まりました。車の中から出て来たのは氷室財閥に長く仕えている執事の黒江さん


「お嬢様、お父様がお呼びでございます」

「お父様が?」

「はい、至急との事です」


そういうわけで私は急遽、お父様の仕事場であるアメリカまでプライベート用の飛行機で向かいました。まぁなんという無茶ぶり

飛行機を降りて黒江さんに車を運転してもらい、やっと着きました。ここはビルやマンションが立ち並ぶあからさまに高級オーラを纏うアメリカの中心地、その中で一際高いビルが私のお父様の仕事場です


「うわぁー、お父様かなり苛立っているわね」

「お嬢様」

「黒江さんは駐車場で待っていて下さい。話が終わったら、すぐに向かいますね」

「お嬢様、私も行きます」

「大丈夫ですよ。私一人でも行けますから」


黒江さんが心配そうに私のことを見た後、わかりましたと一言、言って車を駐車場へと走り出させた。

さてと、これからどうしましょ。ビルの外からでも氷室家特有の凍てつく妖気がビシバシと伝わってきます。これはかなり苛立っているご様子ですね。本心は黒江さんと一緒にお父様のところへ行きたいのですが、いくら妖気が人間に無害だとはいえ、ここまで濃いと人間である黒江さんの体に何らかの影響が出そうなのでそれは絶対に阻止せねばなりません


「氷室 義孝(よしたか)の娘の雪菜です」

「はい、総帥から連絡を伺っております。直ぐに案内係が来ますのでしばらくお待ちください」


社内に入って受付を済ませ、これまた待合室の高級そうなソファに座る。うーん、外よりも妖気が強くなってるなぁ。しかも暖房が入ってるのに寒いって、流石、お父様の妖気は影響力が凄まじいです。本当、黒江さんと一緒に来なくて正解でした。黒江さんも今年で82歳、その体にこれはきついですからね


「お待たせいたしました。では最上階にお連れさせていただきます」

「よろしくお願いします」


案内係の人はウィルソンという名前の人間さんです。しかも金髪碧眼、ザ・アメリカ人しかも仕事ができそうなオーラを放っていて将来有望な人かな

そして、エレベーターで最上階に向かうと同時にさらに強くなる妖気、ウィルソンさんも寒そうにしてます。あぁ、お父様はお怒りになると周りのものを凍らしたり冷やしたりするのがお得意でして、その結果が今の状態です

チーン

エレベーターを降りると更に強く凍てつくような寒さが私達2人を襲う。私は雪女なので平気ですがウィルソンさんはブルブルと震え凍えていらっしゃるので、いち早く、この場を離れて暖かい場所に逃げて欲しいです


「ウィルソンさん、ありがとうございました。ここから先は一人で行けますので大丈夫です」

「いえ、私は雪菜お嬢様をお連れするようにも総帥から申し付けられておりますので」

「逃げないようにですか?」


笑顔で言う私にウィルソンさんは苦笑いで頷いた。どうやらお父様は私が逃げ出すとのお考えなようですね。ですが、それよりもウィルソンさんの体調が心配なのです。こんなにも震えて、いくらなんでも人間には寒すぎます


「私は逃げも隠れもしません。約束します。ですからウィルソンさんは早く暖かい場所に避難してください。ここは寒いでしょう?」

「いえ、寒くはありません。大丈夫です」


無理しないでくださいよ。段々、顔が白くなっていますし、これ以上ここにいてはウィルソンさんの命に関わりますから


「ウィルソンさん、戻ってください」


笑顔で言い、私は冷気を出してさらにこの場を冷たくしました。すると、ウィルソンさんは身の危険を感じたのでしょうか、礼儀正しく一礼をしたあと素直にエレベーターに戻って行きました


「はぁ、やっと戻ってくれましたね」


後は、この先に待ち構えているラスボスが残ってますけど。次第に強く濃くなる妖気、苛立っているというよりも怒っていると考えた方が良さそうですね

部屋の前に着くとタッチパネルがあり虹彩確認と指紋確認をして部屋に入る


「お父様、お久しぶりです」

「雪菜、これは一体なんだ?」


わざわざお父様の机の前に行ったのにも関わらず、挨拶を無視して机の上に2枚の紙を差し出した。やっぱり。なぜ呼ばれたか予想してましたけど、その予想が当たりましたね


「最終進路の調査書と願書です」


その前に、その2枚の紙は昨日、先生に渡したはずなのに、なぜお父様の手元にあるのか不思議ですけど


「見ればわかるが、なぜ第一希望のところに陽華学園と書いてある?本来ならばA高校と書いてあるはずなのだが」


A高校はアメリカにあり世界最高難関の経営学を専門とする学校と言われている。私は将来、氷室財閥を継ぐ者として幼い頃から厳しい英才教育を受けてA高校に余裕綽々で入れるくらいの頭を持っていますが、家を継ぐだなんて、そんな気は全くございません


「A高校ではなく陽華学園に通いたいので、その紙に書きました」

「なぜ、陽華学園なんだ」


お父様の声に力が入っています。それもそのはず陽華学園の創始者、今は理事長を勤めている 奴神やがみ 道元どうげんは私達と同じ妖怪、ぬらりひょんでお父様と犬猿の仲なのです


「A高校よりも魅力があるからです」

「雪菜、詳しく話しなさい」


更に部屋の温度を下げるお父様、机にあるコーヒーが凍っていましました


「それはですね……」


それは、中学3年の夏休みに戻ります



* * *



「まーた、そんな難しい勉強して、雪菜ちゃんはよくやるね。オレだったら直ぐにゴミ箱に捨ててるけどな」


クーラーをMAXにした部屋で夏休みの宿題と塾の宿題をやっていると、背後から聞き覚えのある声が聞こえた。そして現れたのは1歳上の友人、奴神やがみ 颯はやてついでに陽華学園の創始者のお孫さんです


「どこから来たの?」

「ん?玄関からだけど」

「玄関って、確か奴神家は私の家に出入り禁止だって聞いてるけど」

「でもさ、何回もこの家に来てるよ。しかもオレが来たこと、この家の使用人達は気づいてないし」


のらりくらりとぬらりひょん、誰にも気付かれず、家に上がり込むのはお手の物


「へぇ、進路希望調査表か懐かしいな」

「人の勝手に見ないの」

「第一希望にA高校って確かアメリカにある最難関の高校だったような気がするけど」

「そうだよ」

「行くの?」

「行くよ」

「マジで」

「マジだよ」


羊羹を食べながら言われても、ってその羊羹は執事の黒江さんが勉強中のおやつに、用意してくれた有難い羊羹なのに、それを全部食べるだなんて、うわぁ、お茶まで飲まれた


「お父様から言われたの、氷室家を継ぐ為にはそのA高校で勉強して主席で卒業をしないといけない。だから私は今こうやって夏休みの宿題+塾の宿題をやってるの」


私の発言にしばらくの間、沈黙が訪れました。カリカリとシャーペンで文字を書く音しか聞こえません、先にその沈黙を破ったのは颯でした


「雪菜ちゃんは本当に家を継ぐの?というか継たいの?」


真剣な様子で話しかけてきた颯に私もシャーペンを置いて真面目に答えました

親同士の仲が悪いけど一人っ子の私にとって颯はお兄さん的な存在で、本音を言える数少ない友人でもある。だから私は言いました。自分の本心を


「小さい頃から氷室家を継ぐ為に英才教育を受けて来て、今更なんだけど本当はね、家なんか継ぎたくはないんだ。それに私には妖がスムーズに人間社会に溶け込める環境を作りたいっていう夢があるの」


颯は静かに私の意見を聞いてくれていました


「その為にはやっぱり経営学とか学ばないといけないからA高校かなって思ってたけど、このままA高校に通ったら家を継ぐ道に真っしぐらだし、どうしようかなって迷ってるの。それにA高校以外の場所だなんて思いつかないし、お父様に言ったら絶対に反対される。それでもやりたいけどお父様は何が何でも私を継がせようとしているみたい」


黒江さんから聞いた話によりますとお父様は既に私が継ぐ準備をしているらしいです。それにお母様も同意です


「だったらオレの所にくれば?」


お菓子いる?的な感じで提案してきた颯に少し驚きました


「颯の学校に?」

「そうそう、オレの通ってる高校は爺ちゃんが作ってさ。陽華学園っていうんだ」

「初めて聞く学校の名前かも」


多分、お父様は私が他の学校に興味を持たないよう中学校側にそのような情報を流すなと言ったのでしょう。ましてや犬猿の仲の相手が経営している学校となれば尚更です


「陽華学園は人間と妖怪が五分五分、雪菜ちゃんの夢を実現する前に、陽華学園に通ってみたら?そしたら何か将来の役に立つかもしれないしさ、どう?」


そう言って、どこからともなく陽華学園のパンフレットを取り出し、私に見せてくれました。まず目に飛び込んできたのは、白を基調とした可愛い制服と流石、私立だけあって広い敷地内に豪華な建物。パラパラとページをめくると数多くの部活動の紹介とその実績、なんと陽華学園は優秀な人材をたくさん輩出している学校でもあるみたいです


「ナニコレ、こんな学校があったなんて」

「どうかな?」

「行く、颯、私ここに行く」

「そうか、そうか」


私の頭を撫で始めた颯、いつもなら躱すのだが、私はパンフレットを見るのに忙しくて気にしなかったのです



* * *



それが、ここに至るまでの経緯でした。お父様に話す時は少し省略をしましたが、大事な部分ははっきりと言いましたよ


「ちっ、あのガキが余計な指図をするから」

「と言うことで私は夢を叶える為に陽華学園に入学をさせていただきます」

「夏の進路希望調査表に書いてあれば今頃はこんなことにはなっていなかったはず」


あっ、やっぱり。颯の言う通りだった。


「いいか、夏の進路希望調査表の第一候補にはA高校って書いとけ、 で最終的には冬の進路希望調査表に陽華学園って書くんだ。」

「なんで?夏には書いちゃいけないの?」

「雪菜ちゃんの学校は確か冬の進路希望調査表に書いた高校しか受けれないだろ?今、夏の進路希望調査表の用紙に陽華学園って書いてみろ、もしかしたら雪菜ちゃんの親父さんに知れ渡って陽華学園に入学出来ない可能性がある」

「それは嫌」

「だよな。だから変更が不可能な冬の進路希望調査表に陽華学園って書くんだよ」

「そうか、そうだったのか。颯、ありがとう」


と、こんなやり取りがあの後にありました。これでもう陽華学園に入学をすることは決定です。しかも陽華学園の入試はA高校よりも簡単で私にとっては容易です


「雪菜、お前がこの会社を継がなかったら、氷室財閥は廃れて行く一方だぞ」

「廃れるだなんてことはございません。お父様の部下の方々にはとても優秀な人材がたくさんいます。先程、ここまでの道案内をしてくれたウィルソンさん、あの人は確実に氷室財閥を繁栄し続けることができる将来有望な人です」

「私に口答えをするお前はそんな風に育てた覚えはない」

「産んでいただいたことには感謝をしておりますが、実際に育ててくれたのは執事の黒江さんとメイドの方々と家庭教師の方々です。お父様やお母様にはだった一度、12歳の時だけそれ以来、しかも僅か数分しか会った事があるだけですよね。ですが金銭面につきましては多大なるご迷惑をお掛けしました。それは私が夢を叶えてからお返しいましますので、お気になさらず」


こんなに長く息もしずに話したのは人生初です。そして、今までために溜めた不満をお父様にぶちまけたのも人生初、あら、部屋の窓にヒビが入りましたね。これも寒さの影響なのでしょうか


「家を継ぐ気がないのなら、勘当だっ!」


勘当されました。ですが大丈夫です、このような事態が起こるのは颯と会った夏休みの日から予想済み


「わかりました。勘当されるのであれば、私は家から出て行きます。産んで頂きありがとうございました。沙耶様には私から言っておきます」


沙耶様とはお母様の名前、勘当されてお母様とはもう呼べないので名前で呼ばさせて頂きました

さて、今後の私の予定は、家に着いたら荷物をまとめて、事前に決めてあるアパートに一人暮らしをする。お金の事は心配ありません、何せ私は幼い時から経営学やら何やらかんやらと教わってきた身です

齢15にして中学1年の時から独自のネットワークを使い裏で色々と荒稼ぎをしましたからね!高校を卒業するまでの費用は既に手元にあります。なんなら大学に行く費用まで稼ぎました


「なっ、ちょ待て」

「どうかしましたか?」


ドアを開けて部屋を出て行こうとする私を呼び止めた元お父様。勘当されたので元が付きます


「お前はそれでいいのか」

「いいとは、どういう意味ですか?」

「氷室財閥から勘当されてこれからどう生きて行く」


どうやら元お父様は、お嬢様の私が一人で生きて行くだなんて無理だと仰っているようですね。

ですが、私はただの甘ったれたお嬢様ではないのです

メイドさんたちと一緒に掃除や洗濯、コックさんからは料理の仕方や、もし一人暮らしをする時のコツなど教わりました。そして、夏休みの半ばから12月の上旬まで試験的ですが河合荘というアパートで一人暮らしをしてました

流石に中学生が一人暮らしをするのは大家さんから止められるので、表向きは黒江さんと一緒に住んでいることにして実際は一人暮らしをしていましたね


「私はただの甘ったれたお嬢様ではごさいません」


そう言って私は、ドアを静かに閉めて足早に会社を出ました。いつの間にか凍てつくような寒さと強い妖気が消えていたので、これでもう社内の中は寒くはありませんね


「お嬢様」


入り口から出ると黒江さんが心配そうに車の隣で立ってまっていてくれました。車のガラスが凍っているのを見ると、もしかして随分と長い間ここで待っていてくれたのでしょうか


「黒江さん、手が冷たいです。車の中に居なくては体に触りますよ!」

「そんなことはいいのです。それよりもお嬢様、お父様とのお話はどうでしたか」

「家に着いたら話しますね。それに家のメイドさんたちやコックさんたちにもお話ししたいことが山ほどあります」

「わかりました」




家に着くと私は氷室家で働いている使用人さんたちを全員呼び、今日のことを事細かく伝えました。ちなみに使用人さんたちは全員、人間で、私と元お父様・お母様か妖怪だと知っています


「勘当だなんて」

「そんなのは身勝手ですよ」

「お嬢様の立派なお考えも無視なされたのですか」

「勘当されても、お父様やお母様にバレなければ、この屋敷で今までのように暮らしていけばいいじゃないですか!一人暮らしだなんて寂しいこと言わないで下さいよ」

「お嬢様と一緒に料理がしたいです」

「なんなら、私達もお嬢様が住むアパートに全員が住めば良いじゃないですか、そうすれば、いつまでも一緒にいられますよね」

「確か、河合荘でしたよね。今、あそこは入居者募集中で全部屋、空いているはず」


だんだん話がこれから私が暮らすアパートに全員が住むという方向になっていますが、それでは困ります。氷室家の使用人たちは何十人といるのでアパートに全員が入ることは無理そうなのです。

それに今の仕事を辞めて、このご時世、直ぐに仕事にありつけるわけでもないです。ですから私は一旦、この場を落ち着かせ今後のことについて話しました


「なんと、この屋敷を旅館にするのですか」


私の家は洋風の作りではなく和風の作りの家なのです。もし使用人が全員アパートに住むならこの家は最後どうなるのですか?売るにしてもなかなか買い取り手が見つからず廃墟になってしまうと思いますね。ならばリサイクルです。幸いにもこの屋敷の近くには温泉もありますし、山もあります


「ここを旅館にすれば、次の仕事を見つけなくても済みますし、私も時々、泊りに来ますね」






こうして私は、その日の内に河合荘へと住まいを移しました。流石に今回は、大家さんである河合 静江しずえさんに全ての事情を話しました。もちろん私が雪女ということは話していません、それ以外のことです


「雪菜ちゃんが、まさかの、えっ」

「突然のことですいません」

「うん、びっくりしたわ。でも雪菜ちゃんはまだ若いんだからこれくらいの冒険はしなくちゃダメよ。ほら、【可愛い子には旅をさせよ】って言うでしょ」


大家さんのご好意により、またも河合荘に住ませて頂くことに決まりました。もちろん学校は河合荘から自転車で通います

そんな生活が4週間経った頃。つまり1月の半ば、黒江さんからの近況報告によりますと私が暮らしていた家は既に満員の宿泊客でいっぱいの旅館へと変わっているそうです。写真も送られて来ました

学校から帰って洗濯物をたたみ終え送られた写真を見ていると、部屋についているインターホンが鳴りました。もしかして、この前、大家さんが言っていた新しい入居者の人かな


「はーい」


勢い良く玄関の扉を開けるとそこには元お父様が仁王立ちで立っていました。


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