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とある高校生の英雄譚  作者: 懺悔を謳歌セシウム
夏の慈悲なき慟哭
5/9

英雄は決意する

俺たちは早朝から学校に来てカメラの回収とシリーパンツの回収をする。


「パ、パンツがないんだが」


パンツはなかった周りを探してみたがなかった。


ずっとここにいるのも危険なのでカメラだけ回収して俺たちは生徒指導室を出た。


そして俺たちはカメラの映像を見ていた。


そこには見苦しい映像が流れていた。


宵闇の中1人の漢が少女の薫る残滓を……あぁ、人間は愚かで醜い。奴の心はひしめく圧倒的背徳の暗黒感で満たされている。


「これは許されない、俺たちのシリーパンツをここまで堪能するとはな」


単刀直入に言うとサカモはシリーパンツで匂いを嗅ぎながらシコっていた。


俺たちは極上な寂寞感を味わう。


果てたサカモはシリーパンツを奪い去った。


本当にこれまでの人生でこんなことしてまでパンツを取り返そうとしたことがない。だからこそ謎の使命感が生まれる。これが人間の本能である。


人の持つ一番の強さは、卑屈さ。言い換えれば。腐根性だ。


サカモ、まだ自分が死なないと思ってるだろ。そりゃあ自らの欲求を満たしていかなければ人は生きていけない。その行為は正当な生存本能だ。


利己的正義を信じ、パンツを盗り、匂い、シコり、その果ての終局である。とても許され難い慈悲のない行動……


俺たちは取り返すよ。シリーパンツをな……







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