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どうせ明日もやってくる。  作者: 水戸ノ納豆
3/8

加奈の楽しみ

トントン

「はいはい、どうぞどうぞ。」


「だんだん対応適当になってきてない?」


弘樹は苦笑いで彼女のいる病室へ入ってきた。


「毎日くるあんたがわるい」


「へいへい、わるうござんしたー」


加奈の毒舌に負けじと反論した彼だったが、その言葉は彼女の怒りをかい頭を叩かれていた。

そんな理不尽な、という彼の顔をみた彼女は満足げにたたくのをやめたのだった。


「じゃ、今日は将棋でもやろうか」


「叩いたせいであんたの頭も古くなったのね」


「違うわ!ええ、断じて違うとも!違うはず!」


そんな雑談をしながら将棋は始まった。


「詰み!」


「んなっ!?」


だが、やはりというべきか。

彼は彼女に勝てないのであった。


今夜も彼はいったい、彼女に何で勝てるか、それを探す事になるのだった。


余命 残り5日

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