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続、小説・吸血鬼の村  作者: iris Gabe
第一部
5/20

5.大蛇の襖

 この物語の途中には、三つの『ふすま』と称するチェックポイントが用意されています。各チェックポイントでは、作者から読者へ挑戦問題が提示されており、その一つ目が本章『大蛇うわばみの襖』ということになります。

 ゲームの進行はいまのところ順調です。さて、私――小間使い東野とうの葵子あおいこには、吸血鬼Qという配役が与えられております。そして、吸血鬼Kの梅小路琴音とともに、吸血鬼側の勝利を目指して行動することになります。

 琴音との秘密の交信は、夜にならなければ図ることができません。したがって、現時点で彼女がどのような戦略を取りたいと考えているのか、私には全く判断が付きません。

 それでは『大蛇うわばみの襖』の質問です。このままゲームが進行すれば、私はいずれ自分の正体を告白しなければならなくなります。その時に私が取るべき策は、次にあげるいずれが望ましいのでしょうか?


1、『片想い』と偽りの告白をして、村人側を混乱におとしめる。

2、『天文家』と偽りの告白をして、村人側を混乱におとしめる。

3、『猟師』と偽りの告白をして、村人側を混乱におとしめる。

4、『吸血鬼』と正直に暴露して、村人側を混乱におとしめる。

5、なにも告白せず潜伏に徹して、ひそかに機会を待つ。



 まだゲームは始まったばかり。与えられた情報はあまりにも乏しく、この出題は必ずしも客観的な推論だけで答えにたどり着けるものではありませんが、私はこの五つの選択肢の中から、最も吸血鬼側の勝利に近いであろうと思われるものを、一つだけを選んで行動していきます。

 さあ、賢明なる読者の皆さま――、私がこれから取る行動を、見事にお当ていただけますでしょうか?


 以上が第一部となります。次に進む前に、もう一度『大蛇の襖』の解答を考えてみてください。


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