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続、小説・吸血鬼の村  作者: iris Gabe
第四部
19/20

19.決着(四日目、夕刻)

 日没の刻限となってしまったため、候補者の確認もせぬまま、処刑投票が執行された。その日は、気味が悪いほど鮮烈で美しい夕焼けが、鬼夜叉村の大地を燃やすかのように、茜色に染めていたのであった。


 四日目の処刑投票結果、

  行商人猫谷は、子守り千恵子に投票した。

  令嬢琴音は、子守り千恵子に投票した。

  小説家望月は、子守り千恵子に投票した。

  子守り千恵子は、行商人猫谷に投票した。

  書生和弥は、行商人猫谷に投票した。

  

 子守り千恵子に三人、行商人猫谷に二人が投票しました。子守り千恵子の胸に聖なる杭が打ち込まれました。


 続けてGMからメッセージが送られてきた――。


  高椿子爵は善良な村人でした。死亡しました。

  小間使い葵子は吸血鬼でした。死亡しました。

  令嬢琴音は吸血鬼でした。生存しました。

  女将志乃は善良な村人でした。死亡しました。

  行商人猫谷は猟師でした。生存しました。

  土方中尉は恋する村人でした。死亡しました。

  蝋燭職人菊川は善良な村人でした。死亡しました。

  書生和弥は天文家でした。吸血鬼にされました。

  子守り千恵子は善良な村人でした。死亡しました。

  小説家望月は吸血鬼の使徒でした。吸血鬼にされました。


 村は吸血鬼の手に落ちました。吸血鬼側の勝利です!


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