100年後の世界
もしも生きてる間に冷凍保存され100年後に
目覚められる夢のタイムカプセルに入る事が
出来たなら
不老不死を人はよく願うその夢そのものだろう
でもその世界に知り合いは一人も居ない
幼かった甥や姪さえも亡き人になっている
またその子にさえ会えるか微妙だ
果たしてそんな世界に目覚めても幸せなのだろうか
きっと孤独に打ちのめされるに違いない
カプセルに入り見送ってくれた愛しい人達の顔が
目に浮かぶ
そこにしかない幸せだったのだろう
永く生きる事が幸せなんじゃない
記憶に遺る出来事にいくつ出会い
心揺さ振る経験をいくつしたかで決まるんじゃないだろうか
生は、死があるからこそ愛おしく尊い。誰かから聞いた言葉が符に落ち過ぎて頭から離れません。