紹介して溺愛する。
「ありがとう、光莉」
俺はそう言いながら腰に回されていた光莉の腕をゆっくりと解いた。
「え?、え?、お兄ちゃんを殺していいのは私だけ?え?」
どゆこと、と妹の玲奈が頭を傾げている。
そういえば説明してなかった。
別に隠していたわけじゃ無いが、まぁ
この際行ってしまおう。
「あー、玲奈?、言っていなかったけど俺、
ヤンデレ推しなんだ。
で、この光莉もまぁ、
ヤンデレなんだわ。」
「ええー!」
とてもびっくりした様な表情をする玲奈、
確かに側から見たら光莉は普通の超かわいい女の子だからな。
「うん、実はそうなの、私、世間的に言ったら
ヤンデレってやつなの。」
(まぁこんなかっこいい佑樹がいたら誰でもこうなるのは仕方ないと思うけれど。)
「えっ?光莉最後なんか言った?」
「いや、なんでもない。」
「そうかー光莉さんヤンデレか、これならお兄ちゃんが捨てられるのことは多分ないね。まぁ殺さないでね、これでも…私のお兄ちゃんだから」
「うんびっくりさせてごめんね、殺さないよ、
多分」
「じ、じゃあ光莉を父さんと母さんに紹介しよう。」
そう言うと、俺は光莉のてを掴んで部屋から出た。
後ろから玲奈もついてくる。
俺の部屋は二階なので、階段を降りていく。
光莉を階段の所に待たせ、先に食卓に行く。
そこにはテーブルでコーヒーを飲む父さんと、奥にあるキッチンで料理する母さんがいた。
「おはよう、母さん父さん。」
「ああ、おはよう、なんか今日は起きるのが少し遅かったな。」
「おはよう、佑樹、そうねどうしたの?」
父さん、母さんの順番で俺に聞いてくる。
俺は少し間を開けて、話を切り出す。
「ああ、そのことなんだけど、
さっき誰か家に来たじゃん。
ちょつと紹介したい人がいてさ、そのさっき来た人で、
俺の彼女なんだ。」
「「え?」」
めを点にして、息ぴったりにハモる二人。
「それで今そこにいてさ、
光莉、来て。」
「は〜い」
かわいらしく返事をしながら、
階段から出でくる光莉、後ろから一応、玲奈もついてくる。
「こんにちは。
お義父様、お義母様、佑樹さんの彼女の
東條光莉です。
どうぞよろしくお願いします。」
そう言うとぺこりとお辞儀した。
かわ(省略
いまお父様の発音が、お義父様だったな。
まぁ絶対結婚するから今からその呼び方でいいよね。
「え〜と、父さん、母さん、
この娘が俺の彼女だ、絶対結婚するからよろしく。」
「「ええー!」」
ですよねー、いきなり朝っぱらから、結婚確定の彼女紹介したらそうなりますよね。
さりげなくまたしてもハモってるし。
父さん、コーヒー溢れてるよ。
母さん、目玉焼き焦げるよ。
正気を取り戻した母さんが焦げかけた目玉焼きに気付いて火を弱めた。
正気を取り戻した父さんがコーヒーが溢れてるのに
気付いて近くにあったフキンでテーブルを拭いている。
二人は同時に二度見した。
息ぴったりだな、この夫婦。
「ええと、佑樹、これ夢、じゃないのよね。」
母さんが聞いてきた。
「そうだよ。」
「そちらの光莉さん?も、本気なんだね?」
今度は父さんが聞いてきた。
「はい!」
光莉は元気よく答える。
かわいい。
「どうやら本当に本気の様だね。」
なんだか気難しい空気になってくる。
…
「いやー、よかったよ、あははははは〜」
?!
父さんは
父さんは笑い出した。
「本当ね、うふふふふふ〜」
母さんも笑い出した。
俺と光莉、あと玲奈は唖然とした。
「いやーごめんね、ちょっと安心してね。」
「ごめんなさいね、安心してしまって。」
まさか…
「「こんな息子を好きになってくれてありがとう。」」
やっとモンスター倒しました!
勝てたかどうかはわかりません!
すいません昨日倒したのですが疲れてしまって、
投稿できませんでした。