遠慮されて溺愛する。
その後俺は、今更ながら左手のひらにナイフが刺さっていることに気づいた。
だけど不思議と痛みは今は無かった、
多分ヤンデレに刺されるという、憧れと、
可愛いヤンデレの彼女が出来た
幸福感の方が大きいのだろう。
光莉は万が一、億が一俺に振られたら時に備えて
俺を殺して持ち帰るために大きなボストンバッグを持って来ている様だったが。
「私は佑樹君を信じていたよ。」
とニコニコの可愛い笑顔で俺の腕に抱きつきながら
言っていた。 ちょぉかわいい
それから俺はそのボストンバッグの中に当たり前のように入っていたロープを左手首に巻き付け止血し
その間に光莉か床を雑巾で拭くと、
バレない様にその雑巾をボストンバッグの中に入れ
学校の先生に見つからない様に学校から出て、
連絡先を交換してそれぞれの家に帰ったのだった。
家に帰ると、
流石に傷のことは、彼女に刺されたとか言ったら
めんどくさそうだったので、
親には、
「ナイフでジャグリングしてみたら刺さった。」
と言ってみたら、
当たり前の様に病院に連れて行かれた。
ある程度処置が終わったら、物凄い勢いで怒られた
ナイフのことに関しては、俺は多少ナイフを集めるのが趣味なので気づかれなかった。
こういうときは妹に散々悪趣味だとか、イタい
とかアホーと言われた趣味も役に立つのだ。
…アホーは関係なくね?
そんなこんなで、家に帰ってきて、今ベットの上にいる
そしてニヤニヤしながらスマホのLINEを眺めていた、
もちろん光莉のだ、
その証拠にちゃんと「ひかり」と平仮名で名前が
映し出されていた。
平仮名かわいい
そう思いながらふと時計を見ると、
もう「ひかり」という文字を三十分も見ていることに気がついた。
俺はベットから起き上がるとベットの蓋に掛けた。
「にしても信じられないよな。」
そう呟くと今日あったことを思い出し始めた。
黄昏て、告られて、振って、刺されて、告って…
かなり濃い一日だったな…
次はいつ会えるんだろう?
明日にでもあえるんだろうか。
早く光莉に会いたいな。
ん?
一つ引っかかることがあった、
光莉はヤンデレだ、なのになぜLINEが来ない?
普通だったら
「今何してる?」
「今どこにいるの?」
「なんで無視するの?」
「私の事嫌いになったの?」
「ねぇ答えてよ?」
「私、死ぬよ?」
「ねぇ」
「ねぇ」
「ねぇ」
「ねぇ」
:
:
みたいなんじゃないのか?
…もしやあれも演技か?
いやそれはないか。
多分刺したこともあって、
多少遠慮しているのだろう。
そんなところもかわいいな。
取り敢えず今日は疲れたので、
光莉に「おやすみ」と一言メールし、
ベットに横になり気がついたら、
深い眠りに落ちていた。
読んでくれてありがとうございます。
投稿頻度ですが、
普通1、2日に一回ぐらいを考えております。
ですが、ちょっと近々
TE.I.KI.TE.SU.TO.
というモンスターと戦わなくてはならなくなり
そのため、
投稿頻度が少し落ちたりする可能性があります
すいません。