光莉、おこ?
おそすまん、ほんと…
光莉に喰べられそうになった後、
俺は今シュークリームを食べている光莉を見ている。
さくっ、とシュークリームに口をつけては、
もぐもぐと軽く咀嚼しながら顔がとろける、
そして飲み込む、
それの繰り返しだ。
言ってしまえば単に女の子がシュークリームを
美味しそうに食べているだけだ。
これが俺の知りもしない普通の女の子だったら
俺は「日常の風景の一つ」、がそこにあるだけで
何も反応しなかっただろう。
だが、ここにいる女の子は俺の最愛の人、彼女、
めっちゃタイプの女の子だ。
俺がそれに見惚れないわけがなく。
光莉を見ながら大好きなシュークリームを食べていた。
それは最高だった。
もちろん光莉もこっちを見て食べていた。
ここは放課後デートの場だ、お互いを見なくては
どうにもならない。
俺が心の底から幸福を感じながらシュークリームを食べていると…
なぜか光莉が少し機嫌を損ねた。
「あ、そうだ佑樹くん、これからは
わたしの作った料理…とお義母様が作った料理以外食べちゃだめだからね?」
少し口調が強い。
「…え?…ごめん…もうシュークリーム食べちゃってるんだけど」
「ほんとごめん…」
ヤンデレの理不尽な命令、決め事、
それを犯してしまったら素直に謝る、
そしてその罰を潔く受ける
どんな理不尽であっても、
なぜならそれがヤンデレを愛する者の義務であり
特権なのだから。
と思っていると。
「も〜しょーがないなぁ、
後でわたしがキスで清めてあげる
そしたら許してあげる」
「…うん、わかった」
あ、この娘単に今キスしたいだけだな…
そもそもなんでカフェなんて入ったんだ…
まあ、そう言うあざとさも
とてもかわいいんだけど。
「えっとじゃあ、お店出た後でいい…ですか?」
俺は恐る恐る、聞きく、
そして軽く厨房の方を指さす、
ひょこっと出ていた何かが勢いよく引っ込んだ。
それを見て光莉は幸いにも
「もぉ、佑樹くんは恥ずかしがり屋さんだなぁ
特別だよ」
と言ってくれた。
すんごい最初と口調が変わった。
そして
「あ、そうだ佑樹くん、残ってるシュークリーム貰っいい? というか貰うね。」
光莉は言うと俺のところの皿にあったシュークリームを手に取った。
「うん、」
ああ、俺の好物のシュークリーム…
俺はもうあれを食べれないのか…
まぁ、光莉との生活の代償にしては安すぎるくらいなんだけどね。
いや…待てよ?
さっきの光莉の言ったことを思い出せ?
「あ、そうだ佑樹くん、これからは
わたしの作った料理…とお義母様が作った料理以外食べちゃだめだからね?」
まぁこれはいい、問題はこっちだ
「もぉ〜、しょーがないなぁ、
後でわたしがキスで清めてあげる
そしたら許してあげる」
つまり「キスで清めれば」シュークリーム食べていいのでは?
さらに光莉とキス出来てまさに一石二鳥では?
いや、
まて、こういうので変な行動すると殺されかねん、
どうせ殺されるならちゃんと愛で殺して欲しいし…
この案は保留だ。
…と、
この間2秒で思考を巡らせた後、
じぃ〜〜っ、
光莉がめっちゃ見てる、
「そんなに食べたいなら、頑張ってわたし作るよ?」
「う、うん、お願いします。」
やっぱり思考は読まれた。
明日は確実投稿、




