放課後デートで溺愛する。(ヤンデレ)
ヤンデレ味をたくさん出して修正させていただきました。
そして放課後、
俺と光莉は駅前の商店街の様なところに来ていた。
いわゆる、放課後デートというやつだ。
この駅は近くに学校(俺たちが通っている学校)
があるのでそれなりに大きく、その駅前に
ファーストフードのチェーン店や
カフェ、スイーツのお店、
小さいがゲームセンターなどがあり、
商店街の様になっている。
今は3時45分ぐらいなので、
この駅を使って帰る人や、寄り道に来た
うちの学生がちらほらいる。
ちなみに
悟郎はバスケ部、
岩波はバスケ部のマネージャーで、
今は俺と光莉のふたりきりだ。
光莉に友達ができたのはとても良いことなのだが、
光莉が友達の方に行かないかとても心配だが…
今若干光莉の顔色が変わった様な気がしたので大丈夫
だろう。
「わぁ、朝来た時と全然違う、
結構お店いっぱいある!」
光莉はお店を一つ一つ見ながら言った。
そのほとんどはスイーツ系のお店だ。
「そうだね、
朝ここ通ってもほとんどお店閉まってるから
全然違うよね。」
スイーツに目を輝かせているかわいい。
どうやら光莉は甘いものが好きな様だ
光莉に和みながら俺は光莉に聞いた。
「光莉は何食べたい?」
「ゆ、佑樹くん」
ここでスイーツの種類ではなく俺の名前を
少し頬を赤くして、恥ずかしそうに
上目使いで答えた。
「!っ…」
光莉のそのかわいすぎる一言、あどけないその行動に
俺は理性が一瞬飛び、
反射的に両手で光莉を抱きしめた。
光莉を抱きしめるのはこれで二回目だが、
最初のはキスに集中していたのと、
かなりテンパっていたので、
感覚があまり感じられなかったが、
今はわかる、
すごく熱い、
体の中心からじっくりと伝わってくる、
この暖かさ、愛おしい。
このまま抱きしめていくと折れてしまいそうな
細い腰、
だがこのまま抱きしめてその中心が何かがとても気になる。
そして匂い、
抱くというほぼ0距離から感じる匂いは
女の子特有の優しい甘い香りにまじって
強すぎないほのかな花の洗剤の香りがする。
頭からもジャンプーの良い香りが、
これは。
全てが愛おしい。
ん?
なんだか光莉の抱く力が結構強い様な?
それになんか胸が熱い。
うん、めっちゃ力が入っている。
そして光莉は俺の胸に顔を埋めて、
めっちゃすーはー、すーはー、息してる、
匂いを嗅いでいる。
さらに、声はちょっと小さいがとてつもない早口で、
「佑樹くんがわたしを抱いてる、わたしも佑樹くんを抱いてる、佑樹くんの腕がわたしの背中に、佑樹くんの手がわたしの脇と頭に、佑樹くんって胸板あるなぁ尊い、その奥に心臓の鼓動が聞こえる、佑樹くんは生きてる、佑樹くんの匂い、汗と洗剤の匂い、洗濯物とはまた違う、佑樹くん本来の匂い、汗も美味しい、早く夏にならないかな、汗全部飲むのに、焼き付けなきゃ、脳に鼻に口に焼き付けなきゃ、もしかしたら明日車に轢かれて死んじゃうかも、どうしよう佑樹くんの匂いがもう嗅げない、佑樹かんが味わえない、どうしよう、他の人に殺されるんだったら、私が殺しちゃおうかな、佑樹はわかってくれるよね、後で頼んでみよう、とりあえず満喫しなきゃ、はぁ尊い、佑樹くん、佑樹くん、佑樹くん佑樹くん佑樹くん佑樹くん…」
やばい、
かわいい…
どうしよう、食べられたい、食べたい。
光莉の舌がもろに俺のシャツに当たっている、
チロチロチロチロ、
めっちゃかわいい、
さらに抱く力を強めようとして俺はふと気付いた。
ここは商店街のど真ん中、だということを
のでなんとも場違いな環境のせいで俺と光莉は理性を取り戻せざるおえなかった。
ただでさえ光莉はかわいいので、
ここでのこれはかなり目立つ、
小さな声のおかげで光莉が言っている言葉は聞こえなかった様で、
周りの人たちが「あらあら」とか
チッ、と舌打ちをしたりしている。
のでそこからなにも進めなかった。
ふうー,
と一息ついて落ち着くと
俺は光莉を抱擁から解放して言った。
「ひ、光莉さん、俺の言い方も悪かったけどそういうのは人目がないところでお願い」
「う、うん、わかった、次からはどりょくはする。」
俺はまた、さっきと同じ質問をした、
今度はスイーツで。
「光莉はスイーツで何が好きなの?」
「なんでも好きだよ、そういえば佑樹くんも
スイーツ好きなんだよね?」
光莉は知っている様だ、
俺が隠れスイーツ好きなことを。
「うんそうだよ、
でも一応隠れて食べてたつもりなんだけどなぁ」
別に隠すことでもないのだが、
スイーツのお店に女性が並んでるところに俺一人男性は
なんか恥ずかしいので、
この商店街で買う時は人が居ない時間か、
他の男性が並んでいる時しか食べていなかった。
そのため、結構頻度は低い確率で食べていたのだが
それを光莉は知っている様だ。
「なんかおすすめのお店はないの?」
光莉は俺に少し期待して聞いてきた。
この期待に俺は答えなくてはならない。
俺が一番この商店街で一番美味しいと思う、
スイーツを答えた。
「…あるよ、この商店街から
ちょっとはずれたところにある、
カフェ IMAMURA の シュークリーム!」
「シュークリーム!」
すいません、
光莉はヤンデレでした。
言い訳させて下さい、
僕は結構、
普通のラブコメも好きでマンガ、ラノベなどを
よく読むんです。
そのせいで、
ヤンデレってなんだっけ?
ってかなりなります。
まぁ、僕がヤンデレ道を極めてないのが悪く、
そして極めてないのに書き出したのが悪いのですが。




