ヤンデレを溺愛する。
書き直しました。
と言っても表現いじって誤字出来るだけ直しただけです。
よかったら読んでください。
あとサブタイトル変えましたが内容は全然変わってません。
俺はいつも思う、
ヤンデレを溺愛すれば、
自分から彼女らを嫉妬させることを起こさなければ、
彼女達はヤンデレにならなく、ただちょっと重いデレになるのではないだろうか、
つまり俺はヤンデレを溺愛したい!
もちろんヤンデレだったら誰でもいい訳ではない
思わず見惚れてしまうほど可愛くって、スタイルも良くて、頭は…良くても、悪くてもいい
教えるシチュも教えられるシチュもどちらもいいからだ、勿論普通もいい、
ヤンデレだから嫉妬心がとても強くって、俺か他の女の子と話してるだけでその娘を殺しそうになるのを抱きついて、頭を撫でながら
「大丈夫、大丈夫、俺は君を見捨てない」
とか言ってあげたい、とにかく自分の彼女とらぶらぶしたい。
愛が欲しい、それも重すぎる愛が、
自分のみを求めてくる、尽くしてくれる可愛いかわいい自分だけの彼女が欲しい
「あーあ何処かに俺に尽くしてくれるヤンデレ美少女でもいないかなー」
そんな俗っぽい?ことを言っているのは斎藤佑樹。
高校二年生、顔は至って普通、体つきは細身で、背は百七十センチぐらいだ、
そろそろ夏になる六月上旬の放課後の教室、
四月の初めにあった席決めで、俺は運良く主人公席と謳われる窓側の一番後ろの席を
手に入れていた、
そんな席を手に入れたらやるとことは一つだろう、
夕方特有の赤い空と、風で吹くカーテンをバックに窓に寄りかかりながら…
黄昏るのだ。
そうしたら大抵のラブコメ主人公様は後ろから声をかけられ、そこにいるのは
ヒロインなのだ。
そんな期待をしながら、この席を取ったあの日から俺はずっと放課後は黄昏ていた。
だが、当たり前だが俺はラブコメの主人公では無い
だから忘れ物をした女子ならともかく
ヒロイン、それもヤンデレの女の子が放課後の教室にくるはずがないのだ。
ではなぜ俺はいつも飽きずに黄昏ているのか
さっきも言ったとうり俺は彼女がほしいのだ
ヤンデレの。
そんな時だった、
ガラッ
教室の扉を開ける音。
俺はすぐさま音の鳴った方を向く、だがそこには誰も居ない。
なんだ、気のせいか
そう思い、
また飽きもせず黄昏ようとする。
その時自分の席が目に入った。
そこには知らない少女が俺を見ながら座っていた。
第一印象は、かわいい
肌は細かく整った目鼻を持ち肩の辺りまで伸ばした黒髪はやさしい風によってたなびいている
背は俺よりたぶんやや低くうちの学校じゃない制服を着ていた。
まさか…本当にヒロインだとでも言うのか?
いや…落ち着け、
こんなかわいい娘が俺を好きなわけがない。
大体好きになった理由はなんだ?
最近犬か猫を助けたか?
それともこの娘とぶつかったか? 幼馴染? 俺の知らない許嫁?
それとも…
「あのー?」
「ひゃい!」
いきなり少女が声をかけてくる。
それに対して俺はうまく反応できなかった。
せっかく話しかけてくれたのに、ビックリしてキモ過ぎる返事をしてしまった。
気を取り直して
「えーと、お名前は?」
お見合いかよ!と心の中で自分にツッコむ。
「いきなりすいません、私の名前は東条光莉、羽島高校の高二です。」
羽島高校といえば隣町の高校だ、なぜこんな所に居るのだろう。
まさかほんとに…
「羽島高校?、隣町の高校じゃないか、なんで、えっと東条さんがここにいるの?」
「それは…」
少し黙り込んだ後、彼女は決心したかのように思い切り立ち上がった。
そして机を避けて俺の前まで来ると…
「あなたが、斎藤佑樹くんがずっと前から好きでした!私と付き合ってぐださい」
「えっ?」
六月六日
ここから俺はヤンデレを溺愛する。