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相討ち

作者: 古瀬


僕は今あなた達よりずっと下にいる

あなたがそう望んだよりも

ずっと下で沈んでる


こっちにおいでと手招きするけど

あなたはきっともう僕を知らない

僕の事など忘れていまも空の上を飛び回る


僕はあなたを憎んでいるの

僕はあなたの不幸を望む

君が隠した忘れた過去を

僕はよく覚えているんだ


僕の目の前であなたが沈むの

最高の舞台でも僕には見れない

それはもう諦めるから

幸せの絶頂で自分に沈められて欲しい


いい事も悪い事も自分のした事は自分に返る

でもあなたのしたこと僕に跳ね返った

してない事まで帰ってきたの


あなたはきっと返らないから

自覚のないまま忘れたのでしょう

だから僕が思い出させるよ

僕の被ったあなたの悪いこと

全部まとめて返してあげる


いつか君が落ちた時浴びた不幸が

どれだけのものだとしても

僕は幸せになれないと分かってる

不幸が返ると分かっていても

今の僕にはこれしかないんだ


死への抵抗なんてもうないんだ


君が不幸になったなら僕は

この世界から逃げ出すんだ


碌でもない化け物みたいな感情

許せないまま登れないまま

引きずり込んで笑ってる


きっと今の僕はあの時のあなたより

ずっと悪く醜く生きてる

薄気味悪く笑っている




古瀬


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