異世界来てまで勉強かよ!?
ここで作者交代です。
「・・・様」
「・・・者様!」
誰かに呼ばれている気がする・・・
誰だろう・・・
「勇者様!!」
そうだ。バニラ姫だ
そこでふと目が覚めた。
「んん、ああ、おはようございます、バニラ姫」
「おはようございます、じゃないわよ!何回呼んだと思ってるの!」
バニラ姫は眉間をぴくぴくさせながら言った
そんなに呼ばれたかなぁ?と思いながら
「それはすいませんでした。気づきませんでした。」
「はぁ〜。次からはちゃんと起きてね?
さ、早く着替えて!着替えはそこに置いてるから。」
「今日って何かあるんですか?」
「それはね、お待ちかね!戦闘訓練と、この世界に必要な学力を学ぶための勉強よ!」
僕は内心うへ〜とした。だって戦闘訓練って痛いし、わざわざ異世界まできたのに勉強って・・・まるで向こうの世界と一緒じゃないか
「・・・やらなきゃいけないんですか?」
「当たり前でしょ!ほらつべこべ言わず
着替えなさい!」
「あの、その前にシャワー・・・」
「え、入ってないの?!早くしてよね!」
「は、はい・・・」
僕はその場の空気に飲み込まれる形でシャワーに入りその後、着替えてしまった
部屋を出ると六輝が待っていた
「おせーよ正武!どれだけ待ったと思ってんだ!」
「悪い六輝。色々話しててさ・・・」
「・・・ふーん。それで今日は何するんだ?」
その質問を僕が答えるよりバニラ姫の方が早かった。
「それはね。先に勉強をしてから、戦闘訓練をしたいと思ってるの」
その後六輝は明らかに嫌そうな顔をした
「えぇ!異世界来てまで勉強かよ?!」
「勇者足るもの勉強は必須よ」
「チェッ。異世界だから勉強しなくてもいいと思ってたのになぁ」
いや、それは楽観視しすぎだよ
「そういや、凛子たちは?」
「先に食堂に行ってるわよ」
「六輝、俺達も行こうか」
「おう!飯だ飯〜!」
その後ろで小さく「はぁ〜」と聞こえた気がしたのだった
歩くこと数分。やっとの事で食堂に着いた。
「しっかし遠すぎるだろ!」
「そうだね。この広さはちょっと・・・」
「お〜い!男子〜早く来なさ〜い!」
「凛子が読んでるぜ!早くいこーぜー」
「お、おい!待てって」
「こらー!食堂は走らない〜!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「さて!勇者様!勉強の時間よ!これから二階にある図書館に行くから、付いてきなさい」
「めんどくせぇなぁ」
「ごちゃごちゃうるさい六輝」
「うるさい・・・六輝・・・」
「ご、ごめんなさい・・・」
そして歩くこと数分・・・・・・
「大きいと思ったけど、そこまでだな」
「そうだね。学校の図書室とあまり変わらないね」
「勇者様。勉強頑張ってくださいね?」
「バニラ姫は?」
「私は用事があるから・・・代わりに教師を用意しておいたわ。分からないことがあったらこの人に聞いてね。それじゃ」
「お前達勇者の教育を任されたリーン・アルメトラだ。お前達にはこの世界の必要な学力を学んでもらう。覚悟しておけよ?」
リーン先生はオーバル型の黒のメガネを掛けていて真面目そうな雰囲気だ。だけど、底が見えなさそうな黒いツリ目に睨まれたら子供は泣きじゃくりそうだ。その証拠に
「あの人・・・怖い・・・」天音が震えている。
後ろからゴゴゴゴと聞こえてきそうなほど怖い人だ。あまり逆らわないようにしよう。
でも、あの黒髪ポニーテールは良い。肩まで伸ばしていてコンパクトな感じも雰囲気に合っている。と、そんなことより。
「先生のことはなんと呼べば良いですか?」
「適当に呼べ」
「わかりました」
「リーン先生。僕達は何をすればいいですか?」
「そこら辺の本を見て学べ。わからない所があれば教えてやる」
僕達4人が同じことを思ったであろう
『この人!放任主義だ!』と。
そこから4人はそれぞれ気になった本を読むことに集中した。
数時間後・・・・・・
「お前ら!飯の時間だ。食堂に行ってこい」
「やっと飯だーー!」
「六輝うるさい」
「いいじゃねえか!あの姫さんいねーんだし!」
「いるけど?」
「うわーーーー!」
「「あはは・・・」」
「自業自得・・・」
六輝が逃げるように元来た道を引き返して行った
「正武、六輝の事はほっておいて行きましょ?」
「あ、ああ、行こうか」
六輝、大丈夫かなぁ?




