第二部あとがき
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
おかげさまで、楽しく連載する事ができました。
第一部をかなりいい加減な設定で書き始めたのもあって、色々苦労しました。
そのいい加減さが気に入っていたのですが、続きを書くとなると曖昧だった設定を詰めなければいけなかったり、ストーリー性が出てきてしまって、「らしくないなぁ」となってました。
きっちり詰めたプロットを一度放棄し、あえて見切り発車で書き始め、どうにか「らしい」感じに仕上がったかなと思っております。
最初(第一部)のコンセプトは、
「真面目に戦争しているのを、異世界からきた普通の日本人と、チート性能を持った魔女が引っかき回して台無しにする」
というもので、今回もまあどうにかその形にはなったかなと。
第二部を書くにあたり、一番心配だったのは、
「タケルは、ちゃんと主人公できるだろうか?」
でした。
というのも、彼はなんの特殊能力も持ってませんし、異世界から来たただの日本人なので、こっちの世界の事情に深く関われないというか他人事というか。
しかし、書いてみると「ちゃんと主人公してくれてる!」と嬉しくなりました。
とくにお気に入りは、ベルゼルムの前でドラゴニアにキスされながら「ノーノー!」と必死にアピールするところです。
あとは、ルルたんとの恋愛っぽい何か。
誰も求めてないだろうし、自分もとくに求めてなかったのですが、書いてくうちにそうなってたというか。誰も求めてないからこそ書くべきなんじゃないのか、この小説的には、と。
まあ、ルルたんの中にはまだ全然芽生えてないっぽいですけど。(お子ちゃますぎて)
タケル殿もつるぺたより巨乳の美女が好みのようです。
ところで、ドワーフがどうとか塔のリフォームとか、伏線っぽいものを散りばめていますが、第三部を書く予定は今のところありません。
第二部も、仕事を半月ほど休んで書いたもので、私生活にダメージが……。
各話ごとに書いて投稿、というスタイルが取れるならいいんですが。(挑戦はしてみたい)
他にも書いてみたいお話や、実験的にやってみたい事があったりします。
ただ、絶対に書かないと決めたわけでもないので、完結にはしないでおきます。
もしかすると、旅の途中のショートストーリーを書いてアップするかも?
ルルたんにハンバーグ食べさせてあげたいんですけどねぇ。(ハンバーグ引っ張りすぎやろこの小説)
ではでは、またいつかお会いしましょう。