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終わりだからこそ始まる曖昧な世界
カーテンの隙間から差し込む日差しが眩しく、けだるい体を無理やり起し、床に脱ぎ捨てられた昨日の帰りに突然の雨で濡れたシャツがまだ、濡れていて冷たかった。
カーテンを開けると、目に鋭い光が入ってきて、今日は、晴れたのかと、どこか安堵する自分がいた。
朝食は、食べない。どうでもいいことだからだ。
風呂に入って、汗を流す。良く考えてみれば昨日、風呂に入ってなかったな。
今日の僕は、とっても残念でやる気が無くて、だから僕の頭の中は、いつも幻想と足りない言葉の物語が読み解かれていく。
部分部分文字の間に空白が出来る。
それは、僕が言葉を知らないからだ。
誰かが言った。「知らない」というのは、どれだけ怖いことなのか。
「知らない」というのは、どれだけ危険で、どれだけ白々しくて、愚かで曖昧で。
そう。今、僕が並べた言葉もまた、どこか矛盾していて、決まりが無くて、どうでもいいことだらけ。
僕は、言葉を知らない。
知らないこそ言えるんだ。
「…知らなかった。しらない。わからない。と」