約束の成就
後ほど加筆しますがとりあえず投下。
顛末は簡潔に。
ことの成り行きを姉に説明するのに10分とかからなかった。自己新記録なのは間違いない。
一応客人と認められたのか、姉はものすごく渋い茶を用意してくれた。一口すすってヤヨイはうげっとした顔をした。
姉が見ていたかは定かでない。
シズカは平気な様子で飲んでいたが。
「…と言うわけで了解してもらうために来たんだけど」
無言の姉に内心冷や汗をかきながら説明を終えると、姉はこう切り出した。
「まずシズカさん」
平然とした風にいたが、シズカはビクっとして姉を見る。やっぱ我が姉ながら迫力あるわ。
「タケルが不義理したようね。身内として謝ります。申し訳ございません」
え…俺の粗相なの?
「そればかりか、就職の心配までしていただいて…」
予想外だったのか、さすがのシズカも慌ててそれを否定した。
「…まだうちに確認したわけでは…」
「そうなんですか」
姉の目が光った気がした。基本マウントを取りたがる姉がただ謝るなんてことをするわけがなかった。
どこが弱点だった?
「まだ何も決まっていないのに来年は嫁だのなんのと」
さすがに頭の回転が早いシズカは理解したようだ。
「この場で実家に連絡しますから」
と席を立とうとする。
「それならひとつ確認してもらっていい?」早速タメ口にシフトチェンジし始めた姉。
「身元保証人が必要かどうか」
あー…アパートに入る時に親父になってもらったっけ。つーか実家が不動産屋なわけなんだけど。
…まあ必要だろうなあ。
意図をつかみかねたシズカは廊下に出ていった。




