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スキャムな日常  作者: ふくきた
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プロローグ

世界中の人に「あなたは詐欺に引っかかるタイプですか?」とアンケートを取ったとしたら、おそらく大半の人は「引っかからないタイプ」と答えるのではないだろうか。


なぜか人というのは根拠のない自信を持っていることが多いし「自分が詐欺に引っかかるはずがない」と思っている。しかし、この法治国家日本であっても毎年巨額の詐欺被害があるし、騙されている人は無数にいるのが現実だ。


まあ、実際に投資詐欺に遭った俺も偉そうなことは言えない。詐欺だとわかったときは「まさか自分が……」と思ったし、受け入れるのに時間がかかった。


いや、なんなら今でも「あれは夢だったのではないか」と思うことがあるから、受け入れられていないのかもしれない。頭では理解しているけど、実感が湧いていないといえばいいだろうか。


なけなしの貯金がほぼ全て溶けてしまった立場からすると簡単に受け入れられる現実ではないし、投資詐欺で消えてしまったお金が、どこかでひょっこり返ってくるのではないかと錯覚することがある。


今から世の中の真実を語ろう。多くの人が気づいていないだけで、世の中には悪意が溢れている。そして、その悪意に比例するように詐欺も溢れ返っている。


実際に投資詐欺に遭ったことで、今まで見えていなかった真実にようやく気がついた。


いかに自分が無防備に生きていたのか。知識がなく、いとも簡単に騙されてしまう人間なのか。まさに”痛感した”というやつだ。俺の場合、気づくのが遅すぎたわけだが……


一流の詐欺師は、実に巧妙だ。詐欺師はバレないように細心の注意を払いながら、善意の中に悪意を忍ばせる。


善意のコーティングがされている悪意を見ると、ほとんどの人が悪意の存在に気づかずに、懐への侵入を許してしまう。懐に潜り込んだ悪意は、少しずつ心と体を蝕んでいき、気がついた時には取り返しのつかない傷を残していく。


近年、仮想通貨(暗号資産)が台頭してきてから、詐欺被害額が増加している。世界規模でみると、2020年には約9,040億円。2021年には約1兆6,000億円もの被害が、暗号資産関連の詐欺で生まれていると言われている。


豆腐の一丁二丁とは違う。もはや訳がわからないケタだ。一回の人生で10億円掛かるとしても、1,600回は生きていける金額である。この数字もどこまで正確か分からないが、暗号資産の詐欺被害が増えているのは間違いないだろう。


視点を変えると、それほどの富が詐欺師のもとに流れているといえる。気づいていないだけで、今こうしている間にも、日本のどこかで詐欺の被害に遭っている人がいる。これが紛れもない現実だ。


「自分は大丈夫」


そう考えている人ほど危うい。多くの日本人は詐欺師の手口も知らず、あまりに無防備だ。


まるで完全にノーガード状態のボクサーのようである。それなのに「自分がパンチをくらうはずない」と豪語しているから、詐欺師からすると”殴りたい放題”なのである。


もしかすると、すでに詐欺師はすぐそばにいて、虎視眈々とあなたのお金を狙っているかもしれない。


詐欺に遭って後悔しないように、9割以上の人が気づいていない世の中の真実を語っていこう。


ようこそ……スキャムな日常へ

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